アリについては多くの研究が行われており、人間と同様の戦争を繰り広げる理由や、アリの行列が渋滞しない理由などが明らかになっています。新たに、カリフォルニア工科大学の研究チームによって、アリが巣作りする際のメカニズムの一部が解明されました。続きを読む……
アメリカでついに「進化論肯定派」が過半数を突破したという研究結果
生物は不変のものではなく長期間かけて次第に変化するという「進化論」は日本では当たり前のように受け入れられている学説ですが、人間は神によって作られたとする「創造論」に基づく宗教が主流な地域では学校教育の場で扱われないケースもあります。創造論に基づくキリスト教が圧倒的多数派を占めるアメリカではこれまで進化論否定派が多数派を占めていましたが、新たな研究で進化論肯定派が多数派となったことが明らかになりました。続きを読む……
クジラの死亡が相次ぐ太平洋で一体何が起こっているのか?
2万kmという超長距離を回遊するクジラ「コククジラ」の死体が目撃される例が、2018年12月頃から相次いでいます。この理由について、環境問題を専門とする記者のスザンヌ・ラスト氏が解説しています。続きを読む……
いまだに論争が続いている未確認の「地球外生命体の証拠」5選
火星人の遺物ではなく目の錯覚だったことが判明した火星の人面岩など、当初は「地球外生命体の証拠」とされながらも後に否定されてしまった発見は数多く存在しますが、中には未解明のものもあります。火星の微生物の化石と取り沙汰されたミクロサイズの構造物から、星を覆い隠す巨大構造物の存在を匂わせる観測記録までさまざまな「未解明の地球外生命体の証拠」を、宇宙科学の専門家が解説しました。続きを読む……
イカは「いつ・どこで・どんなエサを食べたのか」を記憶する能力が老化しても衰えないことが判明
自分が経験した出来事に関する記憶は「エピソード記憶」と呼ばれ、時間や場所、その時の感情などを伴うものです。人間においてエピソード記憶の能力は年齢を重ねると共に衰えることが知られていますが、イカを対象にした新たな研究により、イカは「いつ・どこで・どんなエサを食べたのか」といった出来事を記憶する能力が、加齢によって衰えないことが判明しました。続きを読む……
メスが多いほど子孫を増やせるのに「オスとメスの数が同じくらい」なのは一体なぜ?
人間を含め、有性生殖を行う生き物の中にはオスとメスの比率がほとんど同じものが多く存在します。しかし、少数のオスがいれば多くのメスと繁殖が可能なため、オスはそれほどたくさん必要ないようにも思えます。突然変異がもたらす影響について遺伝子学的に調べた研究により、「子どもを産めないオスがメスと同じくらい生まれるのは一体なぜ?」という疑問の答えが示されました。続きを読む……
ごく一部の魚だけが体温を保つ能力を獲得した理由とは?
ほとんどの魚は外界の温度によって自身の体温が変化する変温動物ですが、全魚類のわずか0.1%に相当する35種で体温を保つ能力が確認されています。ごくわずかな魚だけが体温を保つ能力を獲得した理由について、ダブリン大学トリニティ・カレッジの魚類学者であるルーシー・ハーディング氏が解説しています。続きを読む……
類人猿も「こんにちは」「さようなら」とコミュニケーションの開始・終了を合図することが判明
人間は他人と会話などのコミュニケーションを取る時、最初に「こんにちは」、別れ際に「さようなら」とあいさつをします。このあいさつは「他人と共通の目標に向かって協力してコミュニケーションを取るための合図」として「ジョイントコミットメント」と呼ばれ、人間特有の行動とされていました。しかし、イギリスのダラム大学の研究チームが、ボノボやチンパンジーなどの類人猿もジョイントコミットメントを行っていることがわかったと報告しています。続きを読む……
コウテイペンギンの個体数が99%減少する可能性があるとして絶滅危惧種に指定へ、気候変動の影響で
世界の気候変動は国連事務総長が「人類にとって赤信号」と発言するほどに進行しています。そんな気候変動の影響で南極の氷が溶けることにより、コウテイペンギンが絶滅の危機にひんしていることが報告され、絶滅危惧種に指定する動きが起きています。続きを読む……
100年以上前から知られていた植物が実は「食虫植物」だったことが判明、葉ではなく茎で虫を捕獲していた
100年以上前から知られており、北アメリカの都市近郊にも広く生息しているオモダカ目チシマゼキショウ科のTriantha occidentalis(western false asphodel)という植物が、実は虫を捕獲して栄養分とする食虫植物であることをウィスコンシン大学マディソン校とブリティッシュコロンビア大学の研究チームが発見しました。Triantha occidentalisは特殊な葉を使って虫を捕らえる一般的な食虫植物とは違い、粘着性のある茎で小さな虫を捕獲しているとのことです。続きを読む….