ジャンクフードや超加工食品中心の食生活が怒りや不安を誘発する可能性

近年では現実世界とオンラインの両方でさまざまな対立が深刻化しており、「昔より誰もが怒りっぽくなっている」と感じている人も多いはず。栄養とメンタルヘルスの研究者でカナダ・カルガリー大学の医学部名誉教授を務めるボニー・カプラン氏らは、「ジャンクフードや超加工食品が人々の怒りや不安を引き起こしている可能性がある」と解説しています。続きを読む……

もう満腹なのに食べ続けてしまうのを防ぐにはどうすればいいのか?

「もう満腹だったけれど、お皿に余っていた1切れのピザを食べてしまった」「自分の分だけ食べて切り上げようと思っていたが、つい他の人が残した料理も食べてしまった」という経験がある人は多いはず。一体なぜ人は満腹なのに食べ続けてしまうのか、どうすれば食べ過ぎを防ぐことができるのかについて、西オーストラリア大学人間科学部で上級講師を務めるアマンダ・サリス氏が解説しています。続きを読む……

同じカロリーでも食品によって太りやすさに違いが出る、一体なぜ?

人間は外界から食料という形でエネルギー源を摂取して生きています。食料で得られるエネルギーの量は「カロリー」という単位によって表わされており、「カロリーを摂取しすぎると太る」という社会通念が存在します。そんなカロリーに関する「同じカロリーを摂取するにしてもタンパク質だけで摂取する場合と炭水化物だけで摂取する場合で差が出るのか?」といった疑問について、アメリカ・ミシシッピ大学で食品科学や栄養学について教えるテレジー・トラール-パターソン氏が解説しています。続きを読む……

目覚ましだけじゃない「記憶力」や「運動能力」などコーヒーが脳に与える「5つの影響」とは?

「コーヒーを飲むと脳がスッキリして仕事がはかどる」と感じている人は多いはず。実際に、コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経系の活動を増加させる精神刺激薬の一種であり、脳にさまざまな影響を及ぼします。そこで科学系ニュースサイトのInverseが、「コーヒーが脳に与える5つの影響」について解説しています。続きを読む……

一部のグリーンランド人は砂糖を食べると健康になる遺伝的変異を持っているという研究結果

砂糖が入ったお菓子はおいしいものの、食べ過ぎると太ってしまったり病気になってしまったりするといった心配もあります。そんな砂糖に関する研究で、北極圏の島・グリーンランドの人々が、他とは異なる方法で砂糖を吸収する遺伝的変異を持っていることが明らかになりました。続きを読む……

コーヒーの「健康成分」を効率的に摂取し「健康に悪い成分」をなるべく減らす飲み方とは?

これまでの研究により、コーヒーには認知症予防や前立腺がんのリスク低減などがあることや、コーヒーを飲む人は長生きすることが分かっていることから、一般的に「コーヒーを飲むのは健康にいい」と言われています。しかし、コーヒーには健康に影響を与えるさまざまな成分が入っており、その含有量は豆の焙煎方法や飲み方によって異なるほか、中には健康に悪影響を与える物質もあります。そこで、コーヒーの飲み方と健康の関係について分かっていることを、栄養学の専門家が解説しました。続きを読む……

「温かい牛乳を飲むと寝付きがよくなる」という説は本当なのか?

古くから「寝る前に温かい牛乳を飲むと寝付きがよくなる」といわれており、寝る前にホットミルクを飲むのが習慣になっている人もいるはず。「本当に温かい牛乳を飲むと寝付きがよくなるのか?」という疑問について、科学系メディアのLiveScienceが解説しています。続きを読む……

「アルコール」が不整脈の一種を引き起こす主要なトリガーであることが判明

心房細動は最も頻度の高い不整脈の一種であり、静脈から送られた血液を受け手心室に送り出す「心房」に無秩序な電気信号が生じ、心房が細かく震えて毎分300~600回もの不規則な収縮を起こしてしまう状態を指します。そんな心房細動の発作にはいくつかの「トリガー」が存在していると言われており、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームは実際に心房細動を患っている患者を追跡して、「何が心房細動のトリガーになっているのか?」を調べる研究を行いました。続きを読む……

植物ベースの食事に切り替えると「おならと大便が増える」という調査結果

これまで野菜や果物の少ない食生活を送っていた人が植物ベースの食事に切り替えると、ガスがたまって腹が膨れる鼓腸やおならの回数が増加したり、大便の量が増えたりすることが経験的に知られています。スペインの研究チームの調査で、植物ベースの食事に切り替えるとおならの回数は7倍、大便の量は2倍に増えることが判明しました。続きを読む……

ゼロカロリーのダイエット飲料は特に「女性と肥満の人」の食べ物への欲求を増大させてしまうとの研究結果

「全世界で年間18万人以上が糖分を含む飲み物の過剰摂取で死亡している」と報告されるなど、砂糖が入った飲み物は健康によくないことが知られています。しかし、2021年9月に米国医師会が発刊する医学雑誌・JAMA Network Openに掲載された研究により、砂糖が入っていないダイエット飲料にも、食欲をかきたてて体重の増加の一因になってしまう作用があることが分かりました。続きを読む……