アメリカ海洋大気庁(NOAA)が2021年8月13日に、2021年7月は観測史上最も暑い月だったことを発表しました。続きを読む…
「植林すると降水量が増加する」とのシミュレーション結果が報告される、なぜ森林が雨を降らすのか?
木は生長すると多くの二酸化炭素を吸収する上に周囲の気温を下げる効果を持つことから、「植林こそが地球温暖化に対する最も強力な対抗策」とも言われています。新たにスイスやイギリスの研究チームが行ったシミュレーションでは、植林して森林を増やすことで「降水量が増加する」という可能性が示されました。続きを読む……
「微小な針を並べたパッチ」を貼り付けて毛を再生するハゲの治療法が開発される
頭髪が薄くなったり生え際が後退したりする「ハゲ(男性型脱毛症)」をコンプレックスだと感じる人は多く、市場ではさまざまな治療薬が販売されているほか、発毛を促進する方法を調査する研究者も大勢います。新たに浙江大学の研究チームが、「微小な針を並べたパッチ」を貼り付けることで毛を再生する治療法を発表しました。続きを読む……
新型コロナの治療にイベルメクチンは「何の効果もない」ことが調査で示される
日本でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種がスタートしていますが、これに伴いワクチン接種に反対する「反ワクチン派」の声もさまざまな場所で耳にするようになっています。そんな反ワクチン派がCOVID-19の治療薬として推奨している治療薬のひとつが、イベルメクチンです。イベルメクチンの効果については北里研究所で医師主導治験が行われており、「(COVID-19の)軽症者にはよく効く」と主張する医師もいるのですが、最新の研究でCOVID-19の治療には「何の効果もない」ことが示されまし…
火星でヘリコプターを飛行させたNASAの次なるミッションとは?
2021年4月、NASAが開発した無人ヘリコプター「インジェニュイティ」が火星で飛行し、人類史上初めてとなる地球以外の惑星での動力飛行という偉業が達成されました。NASAがこのようなヘリコプターを今後どのように進化させていくのかについて、ロボット工学ライターのエヴァン・アッカーマン氏が解説しています。続きを読む……
新型コロナの根絶は「天然痘根絶より難しい」が不可能ではないという研究結果
2019年12月に中国で発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が世界中で猛威をふるい続けて1年以上の月日が経ちましたが、デルタ株やラムダ株といった変異株の登場や、ワクチンを接種した人でも感染するブレークスルー感染により、日々の感染者数は収まる気配がないというのが現状です。パンデミック前のマスクのない生活に戻るのは夢物語のように感じられる今日この頃ですが、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を根絶する可能性」について研究者たちが分析を行っています。続きを読む……
新型コロナウイルス感染症は脳にどのような影響を及ぼすのか?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は発熱・喉の痛み・せきなどの症状を引き起こすものであり、心肺や脳にまで影響を与えるという可能性も一部で報告されています。そんなCOVID-19が脳にどのように影響を与えるのかについて、フローリー神経科学精神衛生研究所の神経学者、トレバー・キルパトリック氏とスティーブン・ペトロウ氏が解説しています。続きを読む……
海洋循環システムの1つ・大西洋南北熱塩循環の安定性はほぼ完全に失われたとの研究
地球の気候に影響を与えている「海洋大循環」が温暖化の影響で弱まる可能性は以前から指摘されてきましたが、このうち、大西洋の海流システムである大西洋南北熱塩循環が、ここ数十年で最も弱い状態になっており、安定性はこの1世紀でほぼ完全に失われたことが明らかになりました。続きを読む……
NASAが火星生活の模擬実験の参加者を募集
<1年間にわたって仮想火星居住環境で活動を行う「乗組員」に求められる資質は> 米NASAが、火星での生活を想定した1年間の模擬実験に参加する希望者を募集している。 このミッションは、3回にわたるCHAPEA(乗組員の健康およびパフォーマンス探査研究)の第1弾で、開始は2022年秋を予定している。 各ミッションに参加する乗組員は4人。この4人が、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センター内にある仮想火星居住環境「マーズ・デューン・アルファ」で一緒に生活および活動を行う。ここは建設用3Dプリント専門…
「地球温暖化は人間が原因」とIPCCがついに断定、「人類にとって赤信号」と国連事務総長
国連環境計画と世界気象機関が設立した気候変動評価機関・気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がおよそ8年ぶりに報告書を発表し、その中で「地球温暖化は人間が原因」と初めて断定しました。続きを読む……