視覚障がい者は白杖(はくじょう)と呼ばれる杖を使って、周囲の安全を確認しながら歩行します。
そして近年、白杖に電子的な機能を追加したスマート杖に注目が集まっています。
そんな中、アメリカ・スタンフォード大学(Stanford University)機械工学科に所属するパトリック・スレイド氏ら研究チームは、自動運転の技術を応用した新しいスマート杖を開発しました。
この杖は周囲の状況を判断し、使用者を安全な歩行ルートへ導いてくれます。
研究の詳細は、10月13日付の科学誌『Science Robotics』に掲載されました。
目次 視覚障がい者に情報を与えるハイテクな白杖拡張杖の自動運転システムが最善のルートに導いてくれる 視覚障がい者に情報を与えるハイテクな白杖 白杖は…
参考文献
This $400 Cane Uses Autonomous Vehicle Tech to Help Guide The Visually Impaired
https://www.sciencealert.com/this-400-cane-uses-autonomous-vehicle-tech-to-help-guide-the-visually-impaired
Stanford Researchers Build $400 Self-Navigating Smart Cane
https://hai.stanford.edu/news/stanford-researchers-build-400-self-navigating-smart-cane
元論文
Multimodal sensing and intuitive steering assistance improve navigation and mobility for people with impaired vision
https://www.science.org/doi/10.1126/scirobotics.abg6594