EU、米ファイザー製の3回目接種を支持 18歳以上に

 欧州連合(EU)医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)は4日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を支持する声明を出した。18歳以上が対象。実際に接種を行うべきかどうかは各国の判断に委ねた。ドイツなど一部加盟国が既に3回目に乗り出しているが、他の加盟国も追随する可能性がある。…

ワクチン2回接種、完了60%超に 先行の米国追い越す

 政府は4日、新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了した人が人口の60・9%に達したとする集計結果を発表した。少なくとも1回終えたのは71・3%。2回完了は既に先行した米国を追い越し、1回接種ではドイツも超え、英国とほぼ並んだ。ただ10~30代の2回完了は50%に届いておらず、若者への普及が課題となっている。…

第5波ピーク死者ゼロの墨田区、生きた連携 6波へ態勢強化

 病床が逼迫(ひっぱく)し、自宅療養中の死亡事例が相次いだ今夏の新型コロナウイルス流行で、東京・墨田区は死者と重症者をほぼ出さずに第5波を乗り越えた。「若年の自宅療養者」に焦点をあて、行政、医師、医療機関、薬剤師らが連携してケアを展開し感染者の病状を把握。感染の有無が分かるまでの「疑似症病床」も活用した。区はインフルエンザとの同時流行が危惧される冬場の第6波に向け、すでに検査態勢の強化を図っている。…

子宮頸がんワクチン接種、積極的勧奨再開へ 厚労省部会が容認

 国が積極的な接種呼びかけを中止している子宮頸(けい)がんワクチンについて、副反応を議論する厚生労働省の専門部会は1日、積極的勧奨の再開を認める方向で合意した。今後、再開時の具体策を協議して最終決定する。部会は厚労省に対し、接種者の増加を見据えて接種後の症状を診療する協力医療機関への支援強化を検討するよう求めた。…

蔓延防止の解除初日、飲食店は安堵も…警戒感根強く

 宮城県に適用されていた蔓延防止等重点措置が解除された1日、県内全域の飲食店では営業時間の短縮要請や酒類提供の制限がそれぞれ解除され、多くの飲食店が通常営業を再開した。重点措置の解除に、多くの飲食店が客足回復への期待を寄せる一方で、一部の飲食店からは「どのくらいお客が戻るかは分からない」といった声も聞かれた。…

田辺三菱、10月から国内治験開始 植物由来のコロナワクチン

 田辺三菱製薬は30日、カナダで開発中の植物由来の新型コロナウイルスワクチンについて、10月2日から国内で臨床試験(治験)を始めると正式に発表した。治験は20歳以上の男女計145人を対象に実施する。安全性や有効性を確認し、来年3月にも承認申請することを目指しているという。…

雨の日の不調は自律神経の乱れが原因! 医師が教える「気象病」の原因と対策

天気が悪くなるたびに、頭痛やだるさに悩まされる。この症状は「気象病」と呼ばれ、年々認知度と深刻さを増してきているといいます。この気象病のメカニズムは? 暮らしのなかでどのように対処すればいい? 気象病・天気病外来を開設している医師が解説します。

東京10カ月ぶり警戒度引き下げ コロナ6週連続改善

 東京都は30日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、感染状況に関する警戒レベルを4段階の最高度から1段階引き下げることを決めた。医療提供体制は最高度のまま維持した。出席した専門家は新規感染者の増加比が6週連続で改善していると指摘し、再拡大が危惧される冬に備えてワクチン接種などの対策をさらに進めるよう求めた。…