なぜ新型コロナウイルスの感染者は急減したのか。専門家によると、お盆の長雨やデルタ株への恐怖心など、複数の要因が影響した可能性がある。一方、国内のワクチン浸透を受け、ウイルスそのものが「次の変異」を模索し、一時的に感染力を弱めた-との見方も。いずれにせよ、次の「波」に向けた対応は不可欠だ。…
都内の新型コロナウイルス新規感染者 2割が10代以下
新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が24日、都庁で開かれた。日ごとの新規感染者数が現在の第5波のピーク時に比べ1割程度にまで減る一方、重症者数の減少は5割程度にとどまることが報告された。10代以下の新規感染者が全体の2割弱に上る状況も続いている。政府が19都道府県に発令されている緊急事態宣言の解除に向け調整を進める中、専門家は「感染が再拡大すれば医療提供体制は再び危機的状況となる」と警戒を求めた。…
東京の新型コロナ重症者、8割がワクチン未接種
東京都内の新型コロナウイルスによる重症者のうち、ワクチン未接種者の割合が8割に達し、2回接種後の重症化率は1割以下にとどまっていたことが24日、都の調査で分かった。8月以降の死亡者についても、8割近くが未接種だったことが判明。年末にかけて第6波の到来が懸念されるが、重症化を防ぐ効果が高いとされるワクチン接種の進展が、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)を防ぐカギを握ることになりそうだ。…
発熱、だるさ…コロナ自覚症状、1万人調査で判明
新型コロナウイルス患者の主な自覚症状が、東京都のアンケートで明らかになった。療養中の患者に複数回答で自覚症状を尋ねたところ、発熱と答えた人が77・5%に上り最も多かった。以下、頭痛(65・4%)▽体のだるさ(64・1%)▽せき(56・5%)▽のどの痛み(45・2%)-と続いた。新型コロナの症状はこれまでも医療の現場などで指摘されてきたが、万単位の大規模調査で結果が得られた。…
子供に広がるコロナ後遺症 「すぐに疲れる」…3歳児も
新型コロナウイルスの感染拡大「第5波」で、回復後も後遺症を抱える患者が急増している。不調は成人のみならず、幼い子供にも広がっているが、周囲の理解を得られずに見逃され、悪化するケースもある。治療法はいまだ手探りで、最前線で患者を診続ける医師は、出口の見えない闘いに焦燥感を募らせている。…
大阪の新型コロナ感染者、ピークの1割以下も 若者の減少顕著と朗報もなぜ?
新型コロナウイルスの感染「第5波」で、全国的に新規感染者が急速に減少している。大阪府内でも今月1日に1日当たり3千人超のピークを迎えたが、直近は1割以下の200人台の日も。緊急事態宣言に伴う人流の抑制や、高齢者を中心としたワクチン接種率の向上など複合的な要因が指摘されているが、不可解な事象もみられる。…