<オーストラリアの厳しい移動制限により、葬儀で別れを告げることは不可能に。しかし、羊飼いは諦めなかった> オーストラリアの田舎町で農家として暮らす29歳のベン・ジャクソン青年は、愛する叔母をがんで亡くした。2年間の闘病生活を立派に闘った彼女に最後の別れを告げたいと考えたが、どうやら叶いそうにない。 オーストラリアでは厳しい感染対策が敷かれ、州をまたぐ移動は大きく制限されている。葬儀が執り行われるブリスベンはクイーンズランド州に位置し、ジャクソン氏が住むニューサウスウェールズ州からの入境を禁じていた。…
ロシア・ベラルーシ合同軍が西側と戦う?
<9月1日、旧ソ連ベラルーシのルカシェンコ大統領がこう発言した。ベラルーシ軍とロシア軍は「実質的に一つ」だ> ベラルーシ軍とロシア軍は、「実質的に一つ」である──旧ソ連ベラルーシのルカシェンコ大統領は9月1日、こう発言し、仮に西側との戦争が勃発すれば「ベラルーシ軍がまず先頭に立って戦い、すぐにロシア西部軍が加わり共同で防衛する」と表明した。 同国には間もなくロシアから戦闘機やミサイル防空システムなどが供与されるという。 これらの発言は、両国が9月半ばに予定している20万人規模の合同軍事演習に先立つも…
国外脱出のチャーター機をタリバンが足止め?──「事実上の人質状態」と米議員
<アメリカにタリバン政権を承認させるための人質、との見方もあるが、米国務省にも有効な手段なし> アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンはここ数日、国外脱出を希望する人々を乗せた飛行機の離陸に待ったをかけているらしい。この状況について米政界では「人質を取られている」ようなものだとの声も上がっている。 AP通信は5日、北部マザリシャリフの空港で、少なくとも4機の航空機がはっきりしない理由で足止めされていると伝えた。アフガニスタンの当局者は、数百人の乗客は全てアフガニスタン人で、ビザがなか…
ハリケーン「アイダ」のルイジアナ州上陸はあのカトリーナからちょうど16年目の同じ日だった
死者1800人という未曽有の被害を出した巨大ハリケーン「カトリーナ」からちょうど16年目に当たる8月29日、カテゴリー4の大型ハリケーン「アイダ」が米ルイジアナ州ニューオーリンズを直撃した。 写真は翌日の路上。なぎ倒された電柱を呆然と眺める女性の姿があった。 送電網も壊滅的な被害を受けており、停電が数週間にわたって続くとみられる。9月5日時点で、ルイジアナ州では今も約60万の住宅・企業が停電中だ。 「アイダ」はその後、東海岸でも甚大な被害をもたらしており、ニューヨーク州でも17人の死者が出ている。 …
日本ではまだ知られていない、東南アジア諸国が熱狂する「SEA GAMES」とは?
東南アジア諸国が参加する「Southeast Asian Games」というスポーツイベントをご存知ですか? 日本では「東南アジア競技大会」と呼ばれており、英語では「SEA GAMES」としばしば省略されます。日本では知らない人も多いかもしれませんが、同大会は東南アジア諸国で熱狂的な人気を誇ります。2021年は第31回大会が11月下旬から12月上旬までベトナムの首都ハノイで開催される予定。熱戦を待つ現地からSEA GAMESについてレポートしましょう。
母に届けるオリンピックへの思いーー南スーダン陸上選手・アブラハムの決意 特別マンガ連載「Running for peace and love」第3回
現在開催中の「東京2020オリンピック・パラリンピック」。2020年から一年、未曽有の危機に遭いながら世界中の人々と選手たちが様々な思いを抱えながら、この日へとたどり着きました。 世界各国の選手たちがここ日…
米国で人気沸騰中! 三拍子揃った「ピックルボール」とは?
スポーツの祭典の真っ只中で、連日素晴らしいプレーが生まれています。GetNavi webでは参加する海外選手にフォーカスした記事をお届けしていますが、本日はスポーツの祭典にはまだ採用されていない、いまアメリカで急速に人気を高めている「ピックルボール」にフォーカスを当ててみます。さて、どのようなゲームなのでしょうか?
「社会に悪影響な配信者」は問答無用で追放、人気の女性配信者を排除した中国当局
<「お下品」な動画で人気を博していた女性のアカウントが「永久停止」に。ネットの不適切コンテンツ一掃を進める当局の粛正だと話題に> TikTokの中国本土版「抖音(ドウイン)」で700万人以上のフォロワー数を誇る型破りなライブ配信者が9月2日、何の前触れもなくソーシャルメディアから削除された。中国の規制当局は現在、国内のエンターテインメント業界の粛清を進めている真っ最中だ。 ここ1週間ほどの間にソーシャルメディアで起きている大きな変化を見守ってきたユーザーたちは、中国共産党の幹部にとって「正しい」エン…
この国は変われるかもしれないーー南スーダン陸上選手・アブラハムの大きな転機「国民結束の日」 特別マンガ連載「Running for peace and love」第2回
現在開催中の「東京2020オリンピック・パラリンピック」。2020年から一年、未曽有の危機に遭いながら世界中の人々と選手たちが様々な思いを抱えつつ、この日へとたどり着きました。 世界各国の選手たちがここ日本…
環境破壊への警鐘を鳴らし、見る人の心を揺さぶるアート作品たち
<立ち枯れた木々、海中に沈む彫刻の森、ボートから眺める作品群など。芸術の力で人々に行動を呼びかける9作品> アートの世界では、作品を介して気候変動や環境問題への関心を高めようという動きが出ている。作品から何かを感じてもらえれば、解決に向けた行動や自然との関係の再構築につながるはずと作家たちは期待している。 ===== 01. 『ゴースト・フォレスト』 マンハッタン(ニューヨーク) ROBERT NICKELSBERG/GETTY IMAGES ゴースト・フォレストとは、海水面の上昇、ハリケーンや干ば…