インドの社説がアフガンへの人道援助を訴え

 アフガニスタンでタリバンが首都カブールを制圧して2カ月半が経つ。国内は今も混乱が続き、人々の暮らしが危機に直面していると報じられている。10月25日付のインドの英字メディアタイムズ・オブ・インディアは社説でこの問題を採 […]

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「米国はアフガン政策の失敗を責任転嫁するな」

 イスラム主義組織タリバンが8月、アフガニスタンで政権を掌握した。駐留米軍の撤退の完了を受け、アジア内陸部の地政学的に重要な位置にあるこの国をめぐって有力国のにらみあいが始まっている。パキスタンの英字紙ドーンはこの問題を […]

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アフガン撤退で問われる欧州の安全保障政策

 8月15日に首都カブールが陥落し、全土がタリバンによって制圧されたアフガニスタン。混乱の中で関係者を救出すべく作戦を展開した各国では、今、国際社会を揺るがすほどの議論が始まっている。自衛隊機を飛ばしたものの、対象者をほ […]

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「命が危ない」アフガン人救出プロジェクトが始動

 アメリカのジョー・バイデン大統領は8月末、トランプ前政権が2020年2月にタリバンと交わした和平合意に基づき、2001年9月の同時多発テロ事件後からアフガニスタンに駐留させていた米軍を撤収した。同国史上最長となったアフ […]

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「中国封じ込め策には抜け穴がある」、パキスタン首相独占インタビュー

<アフガニスタンや中国と地理的・戦略的に深く結び付いたパキスタン。カーン首相が語る対米関係と対テロ対策の本音> 本誌は9月にパキスタンのイムラン・カーン首相への単独インタビューを実施した。聞き手は外交担当シニアライターのトム・オコナー、やりとりはeメールで行われた。 なぜいまパキスタンか。この国がアフガニスタンとも中国とも、地理的かつ戦略的に深く結ばれているからだ。カーン首相は自らの目標や南アジアの現況に対する憂慮を率直に語り、アメリカは今後もアフガニスタンに関与すべきだとし、その理由を説明した。こ…

これがタリバン暫定内閣に入閣した「FBI指名手配犯」の写真

<9月7日に発表された暫定内閣の陣容。国際社会がとりわけ不安視するのが、内相代行のシラジュディン・ハッカニだ。アメリカが1000万ドルの懸賞金を賭けている> 首都カブール制圧から3週間。抵抗勢力の最後の拠点だったパンジシール渓谷を掌握してアフガニスタン全土を支配下に置いたイスラム武装勢力タリバンが9月7日、暫定内閣の陣容を発表した。 閣僚は全員が男性で、大半がパシュトゥン人。 タリバンの指導層が数多く入閣しており、旧タリバン政権より穏健で民主的な顔触れになるとの期待は失望に変わった。 首相代行の座に…

混沌のアフガニスタンを逃れた難民が向かう国はどこ?

<タリバンが政権に返り咲き、多くの国民が不安を感じているアフガニスタンについては、国外に逃れる難民の受け入れが国際的な問題に> イスラム主義勢力タリバンが20年ぶりに全権を掌握したアフガニスタン。大勢の市民が身の危険を感じて国外脱出を望んでいるが、周辺諸国を中心に既に多くのアフガン難民を抱える国も多く、各国ともに難しい判断を迫られている。 ロシアやスイス、オーストリアのように受け入れ拒否を明言する国がある一方、アメリカは駐留米軍の協力者向けの特別ビザの交付や人道上の緊急受け入れで、2022年度中(2…

アフガニスタン、複雑怪奇なテロ組織の協力と対立の関係を紐解く

<誰と誰が味方? 空港自爆テロにはタリバン一派の影が? 「ISホラサン州」とタリバンの無視できない協力関係> アフガニスタンの暗い過去を思い出させると同時に、新たな暗黒時代の到来を予感させる出来事だった。8月26日に首都カブールの空港周辺で起きた自爆テロのことだ。 8月半ばにイスラム原理主義勢力タリバンが全土掌握を宣言したのを受け、空港周辺は国外に逃れようとする市民と、それを管理しようとする米国や同盟国の関係者とでごった返していた。この爆破テロによる死傷者は米兵13人を含む数百人に上った。 そのメッ…

米軍ドローン攻撃でアフガニスタン民間人の犠牲者数が急増

<アフガニスタンで空爆を実施した米軍だが、ドローン攻撃による民間人の被害は確実に増加し続けている> 8月29日、米軍がアフガニスタンの首都カブールで自爆テロを防ぐためとして行ったドローン攻撃で、民間人10人が死亡、そのうち6人が12歳以下の子供だった。ドローン攻撃は現地に情報提供者がいてこそ正確さを保てるが、今回の攻撃で現地に情報提供者はいなかった。 米ブラウン大学のチームが行った調査によれば、米軍主導の空爆によるアフガニスタンの民間人の犠牲者は、オバマ政権時の2016年からトランプ政権時の19年に…

タリバン勝利の裏に習近平のシナリオーー分岐点は2016年

タリバン勝利の舞台裏には習近平が描いたシナリオがある。きっかけは2016年における米軍によるタリバンのマンスール師暗殺だ。トランプ前大統領に米軍撤退を決意させるまでの、習近平の周到な戦略を考察する。 2016年、マンスール師殺害で中国に助力を求めたタリバン 2016年5月21日、まだオバマ政権下にあったアメリカ軍は、アフガニスタンとパキスタンの国境地帯で、当時のタリバンの最高指導者だったマンスール師をドローン(無人機)攻撃によって殺害した。これによりタリバンを和平交渉のテーブルに着かせるという考えを…