「悪い円安」加速 企業物価上昇で景気回復に冷や水

 15日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=114円台を付け、平成30年11月以来、約2年11カ月ぶりの円安ドル高水準となった。米国の長期金利が高い水準で推移し、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが活発化した。円安は輸出企業の業績拡大に寄与するが、半導体不足で輸出が滞る中での恩恵は限定的。逆に物価の上昇圧力が強まることで、新型コロナウイルス禍からの景気回復を遅らせる懸念もある。…

東証続伸、2万9千円回復 外為2年超ぶり114円

 15日の東京株式市場の日経平均株価は大幅続伸した。終値は前日比517円70銭高の2万9068円63銭で、9月30日以来約2週間ぶりに2万9000円台を回復した。前日の米株高を好感した買いが出たほか、外国為替市場で円相場が約2年11カ月ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=114円台を付け、自動車など輸出関連銘柄が買われたことも相場を押し上げた。…

東京株午前終値、369円高 一時400円超上げ

 15日午前の東京株式市場の日経平均株価は続伸した。前日終値からの上げ幅は一時400円を超えた。午前終値は369円21銭高の2万8920円14銭。東証株価指数(TOPIX)は25・44ポイント高の2012・41。…

NY円、113円後半

 14日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在、前日比43銭円安ドル高の1ドル=113円63~73銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1・1593~1603ドル、131円76~86銭。…