中国のTPP申請に冷静 米大統領報道官「加盟国の判断」、再加入には距離置く

 【ワシントン=塩原永久】サキ米大統領報道官は16日、中国が正式に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)へ加入申請したことに関連し、「(加入を認めるかは)加盟国の判断に委ねる」と述べた。米政権として現行協定への再加入に距離を置く姿勢を改めて示し、中国が加入申請しても方針に変わりはないと冷静な受け止め方をみせた。…

AUKUS原潜協力 怒り心頭の仏、バイデン政権は「まるでトランプ」

 【パリ=三井美奈】フランスのルドリアン外相は16日、オーストラリアが次期潜水艦をめぐって米英と技術協力で合意し、フランスとの開発計画を破棄したことについて、「背中から刺された。裏切られた」と怒りをあらわにした。バイデン政権に対しても「一方的で乱暴な決断。まるでトランプ前大統領のようだ」と非難した。…

米英豪安保枠組み 対中で新パワーゲーム

 バイデン米政権が米英豪3カ国による新たな安全保障の枠組みとなる「AUKUS(オーカス)」をこのタイミングで立ち上げたのは、アフガニスタン駐留米軍の撤収を受けて米国の外交・安全保障戦略の軸足を対中国に全面的に移し、民主的価値観を共有する欧州とオセアニアの同盟国と連携して権威主義体制の中国に対抗していく立場を打ち出す狙いがある。…

EU、台湾と関係強化へ 初のインド太平洋戦略発表

 【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は16日、EUで初めてとなるインド太平洋戦略の草案を発表した。中国が軍備増強を進める中、台湾海峡での緊張の高まりは「欧州の安全保障に直接的な影響を持つ」と明記。貿易や投資、データ保護の分野で、台湾と関係を深める意欲を示した。…

米英豪の新安保枠組みに中国反発「地域の安定破壊」

 【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は16日の記者会見で、米英豪の3カ国による新たな安全保障の枠組み構築について「地域の平和と安定を深刻に破壊する」と反発した。「軍備拡大競争を激化させ、国際的な核不拡散の努力を害する」とも述べ、事態の進展を注視すると強調した。…

国連安保理 北弾道ミサイル発射を非難できず

 【ニューヨーク=平田雄介】国連安全保障理事会は15日、北朝鮮による2発の短距離弾道ミサイル発射を受けて非公開の緊急会合を開いた。北朝鮮の弾道ミサイル発射は安保理決議に違反するが、各国はそれぞれの立場を表明するに止まったとみられ、声明を出して非難するなど一致した対応には至っていない。…