米軍ドローン攻撃でアフガニスタン民間人の犠牲者数が急増

<アフガニスタンで空爆を実施した米軍だが、ドローン攻撃による民間人の被害は確実に増加し続けている> 8月29日、米軍がアフガニスタンの首都カブールで自爆テロを防ぐためとして行ったドローン攻撃で、民間人10人が死亡、そのうち6人が12歳以下の子供だった。ドローン攻撃は現地に情報提供者がいてこそ正確さを保てるが、今回の攻撃で現地に情報提供者はいなかった。 米ブラウン大学のチームが行った調査によれば、米軍主導の空爆によるアフガニスタンの民間人の犠牲者は、オバマ政権時の2016年からトランプ政権時の19年に…

まるで敗戦直後の日本軍を奪い合う中共軍──米大使館存続望むタリバン

敵として戦った米軍に対し、今タリバンはその大使館存続を望み、トルコには空港管理を依頼している。それは日本投降後の中国で、中共軍が日本軍人の技術を奪い合ったことを想起させる。空軍力が欠如していたことも共通している。 タリバンがアフガニスタンのアメリカ大使館存続を望むと表明 アメリカ国務省のプライス報道官は8月27日、タリバンがアメリカ政府に対して、8月末の駐留米軍の撤退期限後もアフガニスタンにあるアメリカ大使館の存続を望むと明確に示したと明らかにした。ロイター電や共同通信などが伝えている。 ロイター電…

沖縄空域を中国ドローンが3日連続で飛行、自衛隊の共同訓練中に

<日本が中国による東シナ海や南シナ海、台湾海峡への軍備拡張への危機感を強めるなかでの中国の動きは何を意味するのか> 日本の防衛省は8月26日、中国の軍事用無人偵察機(ドローン)および哨戒機が飛行するのを3日連続で確認し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した。日本が現在、この近辺で複数のパートナー国とともに一連の共同訓練を行なっているなかでの出来事だった。 自衛隊の統合幕僚監部によれば、24日から26日までの3日連続で、中国の無人航空機(UAV)が目撃された。公表された無人機の…

米台の沿岸警備隊が「初の合同軍事演習」──台湾紙報道

<台湾当局は軍事演習参加を否定したが、「将来的な協力の可能性は排除しない」とも> 台湾は8月10日、台湾が米沿岸警備隊の演習に参加した事実はないと否定、しかし今後の協力の可能性は「排除しない」と述べた。今月に入って、船舶位置の追跡データから、台湾艦船が複数で太平洋に向かったことが示され、アメリカとの合同軍事演習の「予行演習」ではないかと報じられていた。 一方、台湾における米政府の窓口機関である米国在台協会は11日、米台の沿岸警備作業部会の初会合が行われたことを確認した。この作業部会は3月に、米台が海…

英海軍、インド太平洋に哨戒艦を恒久展開させる「胸算用」

<日本との軍事的関係は「過去1世紀で最も緊密」とウォレス英防衛相> 英海軍は2隻の哨戒艦を年内にインド太平洋地域に派遣して恒久的に展開する──日本を訪れたウォレス英防衛相は7月20日、岸防衛相との会談でそう表明し、地域への関与を深める姿勢を強調した。 さらに、最新鋭空母クイーン・エリザベスを中核とする海軍空母の打撃群が9月に日本を訪れ、横須賀など国内数カ所の米軍と自衛隊基地に寄港する計画も確認。ウォレスは共同記者会見で、両国が「過去1世紀で最も緊密」な軍事的関係を築いていると語った。 中国の脅威が高…