クマムシが量子的なもつれ状態になったようです。
シンガポールの南洋理工大学で行われた研究によれば、クマムシを極低温の量子ビット回路に組み込んだところ、クマムシにも量子世界に特有の、観察するまでは状態が確定しない「量子もつれ」に移行した、とのこと。
クマムシは絶対零度に近いマイナス272℃から水の沸点を上回る150℃までの温度を生き延び、宇宙空間でも10日間が生存可能と異常な能力が知られていますが、どうやら量子的な能力を獲得することも可能なようです。
研究内容の詳細は12月16日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されています。
目次 クマムシを「量子もつれ」状態にすることに成功! 実験後も生還死んで凍った死体で試しても面白くない クマムシを「量子もつれ」状態にすることに成功…
元論文
Entanglement between superconducting qubits and a tardigrade
https://arxiv.org/pdf/2112.07978.pdf