大阪市立大学と日本製鉄、東北大学らの研究チームは27日、常圧の二酸化炭素から、ポリカーボネートジオールを直接合成することに成功したと発表した。ポリカーボネートジオールはプラスチックの一種であるポリウレタンの原料で合成皮革、熱可塑性樹脂、塗料等などの主要原料に使用されている(日本製鉄、テレ東BIZ)。
今回の研究では酸化セリウムを触媒として用いることにより、有毒なホスゲンや一酸化炭素を原料として使う必要が無いほか、これらの代替原料として使用される高圧二酸化炭素とジオールと反応させてポリカーボネート…