気候変動やパンデミックなど地球規模の事象が日常となった現在、果たして人間は自然をいかに体感し、地球を丸ごと感じる想像力を身につけられるのだろうか? そんな問いに、サイエンスと感性を織り交ぜて美しくしなやかに答えてみせるのが、NOMAが企画/案内人を務める新著『WE EARTH』だ。 彼女が大切にする7つのエレメンツを通して地球とのつながりを紐解く “センス・オブ・ワンダー”の技法を訊いた。
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気候変動やパンデミックなど地球規模の事象が日常となった現在、果たして人間は自然をいかに体感し、地球を丸ごと感じる想像力を身につけられるのだろうか? そんな問いに、サイエンスと感性を織り交ぜて美しくしなやかに答えてみせるのが、NOMAが企画/案内人を務める新著『WE EARTH』だ。 彼女が大切にする7つのエレメンツを通して地球とのつながりを紐解く “センス・オブ・ワンダー”の技法を訊いた。
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2020年のオリンピックは、「VRやMRを通じたスポーツ観戦の本格的なプレゼンテーションの場」となるはずだろう……。数年前、そう思っていた人は決して少なくなかったはずだ。しかし蓋を開けてみるとVR/MRの活用は寂しいものだった。「XRの社会実装」の現在位置を確かめるべく、VR/MR空間を制作・配信するためのプラットフォーム「STYLY」を開発・運営するPsychic VR Labの渡邊信彦にリアルな展望を訊いた。
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日本の未来はアフリカにある ── そう語るのは、バイオ燃料事業によってモザンビークの無電化村に電気をもたらした合田真だ。合田の事業は多岐に渡り、金融分野では現金社会に電子マネーをもち込み銀行システムを導入。さらに日本の農協をモデルにした仕組みを構築しようとしている。彼が立ち上げた日本植物燃料はバイオ燃料の企業でありながら、なぜこうした取り組みを加速させているのか。その先に描く未来を訊いた。
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「来年はいかなる“問い”に挑み、解題したいと考えていますか……?」そんな問いかけを予防医学博士・石川善樹に投げかけたところ、即座に挙がってきたのが「長期思考」と「滅びの美学」というキーワードだった。このふたつの視点を調和させることが「経済成長」に代わる新たな概念を見出す鍵になるはずだと考える石川をゲストに迎え、この稀代の知性による鮮やかなる「直観・大局観・論理」の手さばきをお届けする。
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行き過ぎた現代のテクノロジーを「ちょうどいい道具」として再び取り戻すことはいかにして可能だろうか──。思想家イヴァン・イリイチが提唱した概念「コンヴィヴィアリティ(自立共生)」を足がかりに、これからの人間とテクノロジーのあり方を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー』を上梓した緒方壽人。『WIRED』の通奏低音でもあり続けた「人間とテクノロジーが共に生きる社会」の実装へのヒントを緒方に訊いた。
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緊急事態宣言下で管理的にできあがった真っ暗な東京と、そのカウンター的存在である白夜の東京──雑誌『WIRED』日本版VOL.41にてジュブナイルSF「白夜境」を寄稿した吉上亮は、『生存賭博』『泥の銃弾』といった著書や「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズのノヴェライズでも知られる気鋭のSF作家だ。彼が「白夜境」に込めた想いや執筆する上で見えてきた東京の姿、さらにSFの現在地と今後の展望を訊いた。
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