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ウォールデン池畔に自らの手で小屋を建て、2年2カ月の自給自足生活を送った19世紀の米ロマン主義作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローが執筆した『ウォールデン 森の生活』にはクラゲはいっさい登場しない。しかし、いまウォールデン池に入れば、周りはクラゲだらけだ。ソローのいくらか後にその池にやってきた小さなクラゲたちの神秘的な姿はいまや地元の人々をも魅了し、外来種が新しい環境で他の生き物と仲よく共存する一例となっている。