Climate crisis could wipe 1% a year off UK economy by 2045, say ministers

Global heating of 2C would cause billions in damage each year by 2050, according to risk assessmentThe climate crisis will wipe at least 1% a year off the UK’s economy by 2045 if global temperatures are allowed to rise by 2C, the government has said.Mo…

虫たちはどこへ消えたのか?:生物多様性の父E. O. ウィルソンとハーフアース(地球の半分)

「生物多様性の父」と呼ばれる生物学者E. O. ウィルソンは遺作となった著書『Half-Earth』において、世界の昆虫(ひいては他のすべて)を守るためには地球の50%を「不可侵の保護区」として確保するしかないと主張した。昆虫種の99.9%については「いまだ何もわかっていない」一方で、それがいまや地球環境にとって危険なほどに減少していることはさまざな調査で判明している。『6度目の大絶滅』の著者エリザベス・コルバートのレポート。

都市という第三の森をつくる:SZ Newsletter VOL.117[CLIMATE CRISIS]

今後は都市化が加速するという予想が一方にあり、他方で急激な気候変動のドライヴァーとして都市がやり玉に上がる時代に、都市と自然の二項対立としてではなく、アウフヘーベンする視点をいかに獲得できるだろうか? 生命が35億年のあいだ地球環境を改変することで生態系を拡張してきたように、都市を「第三の森」として捉える視座から今週のSZメンバーシップのテーマ「CLIMATE CRISIS」を考察する編集長からのニュースレター。

環境に優しいEVバッテリーのために、クローズドループのリサイクルに挑む

2020年代が終わるころには全世界で数百万のEV用バッテリーが役目を終えると考えられている。投資家たちはそうした大量のバッテリーを破砕して再利用すると謳うスタートアップに数十億ドルを投じているが、そもそもバッテリーパック自体を、多くのエネルギーを少ないスペースに詰め込むように設計するのではなく、リサイクルを前提にデザインすべきだと考える企業も現れている。

地球温暖化で、人類がこれまで逃れてきた真菌感染症を恐れるときがきた

人類は長い間、温かい血液のおかげで真菌の感染から守られてきた。しかし、気候変動がそれを台無しにするかもしれない。近年、カエルツボカビ症が世界中の両生類に壊滅的な打撃を与えているように、地球温暖化が進めば、真菌感染に耐性をもっていた温血種の生物にも感染が拡がる可能性がある。すでに世界では、毎年3億人以上が深刻な真菌感染症にかかっている。人類は、真菌類という地上で最大の王国についていまこそ学ばなければならない。

深刻化する都市のヒートアイランド現象への対策は、副作用とのトレードオフとなる

都市部は周辺地域に比べて約10℃も気温が高くなることがあるが、緑地や、日光を反射する素材を使った舗装によって、都市生活をより凌ぎやすいものにすることは可能だ。だが意図しない副作用もある。クール素材を建物や舗装に使うことで海風を弱めたり、歩行者を熱したりする他、地域の緑化がグリーン・ジェントリフィケーションを引き起こすこともある。都市熱に関する科学的研究はまだ始まったばかりだ。