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コロナ禍の影響で2年ぶりの開催となった今年のカンヌ国際映画祭では、28年ぶりに女性監督が最高賞(パルムドール)を受賞した。近年、映画界における男女の格差是正が声高に叫ばれているが、カンヌでは以前から、映画界における女性の地位向上を目指してきたプログラム「ウーマン・イン・モーション」がケリングのサポートのもとで開催されてきた。その模様を、映画ジャーナリスト・立田敦子がレポートする。