第5回 日本のマンガやゲームに北欧神話が広まった歴史をひもとく | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

信州大学人文学部の伊藤盡さんは、研究の柱に「日本のマンガにおける北欧神話受容史の萌芽研究」を掲げている。たしかに、日本には北欧神話に題材をとったマンガはとても多く、少しでも関心のある人なら5つどころか10以上、挙げられるだろう。21世紀になってからは、いわゆるライトノベルで扱われることも増えた。もはや…

10,000の顔、誕生前夜:「クリプトパンク」とNFT革命はかくして始まった(前編)

ふたりのカナダ人プログラマーが「CryptoPunks(クリプトパンク)」というオンラインプロジェクトを始めたとき、自分たちがブロックチェーンを駆使した大規模なカルチャームーヴメントの火付け役になるとは思ってもいなかった。その誕生前夜から今日までに、この10,000の顔は何を生み出し、永遠にその価値を変えたのか? クリプトパンクに魅了された人々の群像からその答えを追う集中連載。

Netflixのドラマ版「新聞記者」の監督が抱く「世界」への思いと、浮かび上がる日本の映像業界の課題

政治スキャンダルをテーマにした作品ながら異例のヒットとして知られる映画『新聞記者』が、Netflix作品として連続ドラマ化された。映画版に引き続き監督を務めた藤井道人は、全世界に独占配信される作品として「海外での評価を最も意識してつくった」と語る。そうした意識をもつようになった背景について語る藤井の言葉からは、日本の映像業界の課題が浮かび上がってくる。

人類の生存がかかる問題に大きな技術的・科学的解決策を提示する:ニール・スティーヴンスンが語るSFの役割(後編)

「メタヴァース」という言葉を生み出したSF『スノウ・クラッシュ』で知られる作家ニール・スティーヴンスンの最新作『Termination Shock』は、人類が住める場所ではなくなった地球を冷却するために、ある億万長者がソーラー・ジオエンジニアリングを試みるストーリーだ。はたして気候変動や地球温暖化という大きな問題を前に、SFが未来を創造するために果たすことのできる役割とは何か。『WIRED』US/UK版が開催したカンファレンス「RE:WIRED」に登…

eスポーツの有力チームのリーダーに「パワハラ」疑惑:大手ゲーム会社も調査に動いた問題行動の中身

eスポーツの有力なプロチーム「Team SoloMid(TSM)」のリーダーに、パワハラ疑惑が浮上した。これを受け、TSMが参加する「リーグ・オブ・レジェンド」のチャンピオンシップシリーズを運営するライアットゲームズは調査に乗り出している。華やかなeスポーツの舞台の裏側では、いったい何が起きていたのか。

人気FPS「Destiny」の最強ロケットランチャー「ギャラルホルン」は、こうしてゲームと現実世界の両方で復活した

人気のFPSゲーム「Destiny 2」に、前作で“最強”の武器とされていたロケットランチャー「ギャラルホルン」が復活した。なぜ、このタイミングでの復活を遂げたのか。おもちゃの銃で知られる「ナーフ」とのコラボ製品は、いかに生まれたのか──。開発メンバーたちが語った。