10,000の顔、誕生前夜:「クリプトパンク」とNFT革命はかくして始まった(前編)

ふたりのカナダ人プログラマーが「CryptoPunks(クリプトパンク)」というオンラインプロジェクトを始めたとき、自分たちがブロックチェーンを駆使した大規模なカルチャームーヴメントの火付け役になるとは思ってもいなかった。その誕生前夜から今日までに、この10,000の顔は何を生み出し、永遠にその価値を変えたのか? クリプトパンクに魅了された人々の群像からその答えを追う集中連載。

2022年の世界を読み解く人気の年末号が発売:SZ Newsletter VOL.113[THE WORLD IN 2022]

翌年の展望について世界の一線で活躍するヴィジョナリーが寄稿し各国の『WIRED』編集部がまとめあげる人気企画「THE WORLD IN 2022」が最新号VOL.43として発売され、連動する特設サイトやトークイヴェントも始まっている。もちろん、今週のSZメンバーシップのテーマも「THE WORLD IN 2022」だ。そこではいったい、2022年についての何が語られているのか。ゲストとの対話からキーワードを振り返る今週の編集長からのニュースレター。

いまや2枚のJPEG画像が1億円になる訳をNFTの専門家に訊く:コインベース共同創業者インタヴュー

NFTはガチなのか。そして今後も続いていくのか。暗号資産の先駆者かつ成功者でコインベース共同創業者であるフレッド・エールサムは、現在わたしたちは世界の変革を目撃し、暗号資産の3段階目の変化を迎えているのだと考えている。大儲けの話ばかりが聞こえるNFTに本当は何が起こっているのか?「自分の祖母に説明するように」解説をしてもらった。

インフルエンサーの終焉とクリエイターエコノミー:SZ Newsletter VOL.105[CREATOR ECONOMY]

編集された自撮り写真に演出過多な自分語り──ソーシャルメディア時代を象徴するインフルエンサーという存在の意味合いは、おおむね否定的なものに変わりつつあるという。果たして彼ら/彼女らは何を消費し、何を徒花として遺したのだろうか。「クリエイター」という生き方が万人に開かれ民主化される瞬間を前に、今週のSZメンバーシップのテーマでもある「CREATOR ECONOMY」を改めて考察する編集長からのニュースレター。

電子音楽の脱植民地化はソフトウェアから始まる

ソーシャルメディアをはじめとするあらゆるアルゴリズムが中立ではないように、電子音楽の制作ツールにも無意識のバイアスが組み込まれている。デフォルトで与えられる4ビートや平均律は、アフリカやアジアやラテンアメリカの音楽の特性を生かした曲づくりを根本のところで困難にしてきたのだ。「植民地化されてきた」音楽を解放しようと、グローバルなチューニングシステムの実験を促すプログラムがリリースされた。

他界したアーティストの作品を無断でNFT化:プラットフォーム規制は進むのか

いまやデジタルアートの世界でNFTのマーケットプレイスが活況を呈していることは誰もが知っている。問題は、そうしたNFTのプラットフォームは統制や規制が充分でないことから、詐欺師たちをもひきつけていることだ。他界したアーティストになりすました偽アカウントによる作品のNFT化のケースからは、「デジタルの無法地帯」と形容されるこの新たな市場とプラットフォームの課題と向かうべき方向性が浮き彫りになる。

「クリエイターエコノミー」が約束する未来(とその現実)

広告モデルに根差したインフルエンサーの意味合いが否定的なものとなり、個々の視聴者からサブスクリプションや投げ銭(チップ)、クラウドファンディングなどを通して直接報酬を受け取るクリエイターエコノミーがそれに取って代わりつつある。そのエコシステムを支える新たなプラットフォームやツールはクリエイターに力やオーナーシップを与えると約束する。だが実際には、デジタルコンテンツの製作をギグワークに変えつつある。