ワインの副産物から生まれる合成皮革が、ファッション業界を変える:連載「New Moves」(4)VEGEA ヴァレンティーナ・ロンゴバルド

これからのファッション業界は地球環境と真正面から向き合い、サステイナブルであることが求められる。こうしたなか連載「New Moves」では、ファッション業界においてサステイナビリティに対するアプローチを変えるべく活動している人々に迫ってきた。最終回となる第4回は、ワイン製造時の副産物を利用してレザーの代替品を生み出しているブランド「VEGEA」のヴァレンティーナ・ロンゴバルドに、その革新的な取り組みについて訊いた。

Netflixのドラマ版「新聞記者」の監督が抱く「世界」への思いと、浮かび上がる日本の映像業界の課題

政治スキャンダルをテーマにした作品ながら異例のヒットとして知られる映画『新聞記者』が、Netflix作品として連続ドラマ化された。映画版に引き続き監督を務めた藤井道人は、全世界に独占配信される作品として「海外での評価を最も意識してつくった」と語る。そうした意識をもつようになった背景について語る藤井の言葉からは、日本の映像業界の課題が浮かび上がってくる。

求む、ウェルビーイングとレジリエンスを未来に実装するアイデアと技術! WIRED COMMON GROUND CHALLENGE supported by PwC Consultingへの応募スタート

『WIRED』日本版と東京大学生産技術研究所が共催し、PwCコンサルティング合同会社(以下「PwCコンサルティング」)が協賛する「WIRED COMMON GROUND CHALLENGE」。多層化し分断したかに見える社会のなかに新しい共通基盤=コモングラウンドを築くための同プロジェクトが目指す、「実装のためのアワード」とは。

浮き彫りになる「オミクロン株」の異質さ:新型コロナウイルスと世界のいま(2021年12月)

世界が新型コロナウイルスの「オミクロン株」への対応に追われた2021年12月。その病毒性や感染力、抗原性の変化なども徐々に明らかになり、有効な対策とそうでない対策も見えてきた。最新情報と共に、この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを振り返る。

「ゲーム」は定義できないものになっていく:「THE WORLD IN 2022」 THE DEFINITION OF VIDEO GAME

ゲームを規制する動きが加速している。だが、2022年に流通する「ゲーム」を当局は定義できるのだろうか──。ゲーム業界のアナリスト/プロデューサーであり、「WIRED.jp」で「ゲーム・ビジネス・バトルロイヤル」を連載する但木一真による考察。

完全なる自動運転の時代に向け、自動車産業のエコシステムの変化が加速する:「THE WORLD IN 2022」 AUTONOMOUS CARS

運転支援技術の高度化が進み、いまでは市販車にも浸透し始めている。こうしたなか、将来的に自動運転が「レヴェル3」から「レヴェル4」へと移行することは、単に数字がひとつ上がるだけの連続的な変化ではない。産業全体の構造が根本からひっくり返る可能性がある「ディスラプション型」の変化だ。こうした変化に対応すべく自動車業界では2022年、自動運転の技術そのものに加えて、その周辺にあるエコシステムの変化が加速していくことになる。

ゲームを“買わない”ゲーマーが増える:「THE WORLD IN 2022」 GAMING SUBSCRIPTION

数千円を支払ってゲームソフトを購入するという昔ながらの売り切り型の販売モデルが行き詰まりを見せている。2022年には流通モデルが変化し、ゲームの楽しさを再発見できる“買わない”ビジネスモデルが人気を得るだろう──。ゲーム業界のアナリスト/プロデューサーであり、「WIRED.jp」で「ゲーム・ビジネス・バトルロイヤル」を連載する但木一真による考察。

「ワクワクする」カーボンニュートラル社会の実現をめざして:ドコモグループの取り組みと再生可能エネルギーの可能性 

2050年までにカーボンニュートラルを実現する──。地球レヴェルの課題を解決するために、NTTドコモは、通信やネットワークの省電力化に加え、再生可能エネルギーを活用するという。今回は東京大学先端科学技術センターの杉山正和を訪ね、再生可能エネルギーの可能性を訊き、ドコモグループの取り組みをひもとく。

メタヴァースは本当にインターネットの未来なのか、今月注目のストーリー:SNEAK PEEKS at SZ MEMBERSHIP(2022年1月)

未来をプロトタイピングする『WIRED』日本版の実験区である「SZメンバーシップ」で会員向けにお届けする1月各週の記事のテーマは、「METAVERSE」「CLIMATE CRISIS」「NFT」「Sci-Fi」だ。12月のコンテンツやイヴェントの内容を振り返りながら、1月公開予定の記事から注目のストーリーを紹介する。

コモンズとしてのメタヴァースをつくるという挑戦:連載 The Next Innovators(1) スペースデータ 佐藤航陽

この世の中を変えていくために、常識を疑い、道なき道を切り拓き、誰も想像しなかった未来をつくるべく挑戦し続ける人々がいる。そのエネルギーの源泉に迫る新連載「The Next Innovators」の第1回は、地球全体のデジタルツイン化に挑むスペースデータ代表の佐藤航陽。衛星データを用いてヴァーチャル空間を自動生成し、コモンズとしてのメタヴァースをつくるという挑戦に迫った。