初対面で即、相手の心を掴む秘訣…『仕事ができる人は、3分話せばわかる』

<『オタク偉人伝』『普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダーシップ』『医者が教える健康断食』……。各出版社がいま最もおすすめする4冊を紹介> 各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。 『すごい人ほどぶっとんでいた! オタク偉人伝』 著者:小川晶子、のぶみ(イラスト) 出版社:アスコム (※画像…

現在の論壇はイデオロギーから脱却しすぎて著者の顔が見えなくなっている

<アカデミズムとジャーナリズムの架け橋を担う論壇誌『アステイオン』94号の特集「再び『今、何が問題か』」から見える、以前の論壇との違い、これからのメディアに期待することとは? 「アステイオン」ウェブサイトより大阪大学名誉教授・猪木武徳氏による「押しの強い書き手の登場を」を全文転載する> いわゆる「論壇誌」(論壇の有無は問わないとして)の位置や影響力は過去半世紀で大きく変わった。端的に言えば、読者数が減ったということだ。 1964年4月に大学に入学し、教養部の新しいクラスの自己紹介の折、ある学生が「僕…

それは言わないで…企業の裏側をネットでばらす従業員、止める術はなし?

<TikTokで根強い人気を誇る「裏話系」コンテンツだが、従業員(と元従業員)からの暴露投稿は企業の悪夢と紙一重> 有名企業の従業員や元従業員が店の舞台裏や買い物のコツを紹介する動画は、動画投稿アプリTikTok(ティックトック)で人気が高い。ただし、有名になるためであれ、勤務先への復讐であれ、「バズる」従業員は企業にとって悪夢になりかねない。動画でイタい秘密を「暴露」された企業を紹介すると……。 ■ホリスター ファッションブランドのホリスターで働いていた@annaxjamesが自分の経験を…

ワクチン効果は2カ月後から低下、やはり3回目接種が有効との調査結果

<ワクチンの発症予防効果と重症化予防効果は極めて高いが、2回目接種の2カ月後から低下するとファイザー、ビオンテックの調査で明らかに> 新型コロナウイルスのワクチンは、接種後どれくらいの期間、効果が持続するのか。世 界中でウイルスの変異株による感染が拡大し、3回目の追加接種の必要性が議論されるなか、米ファイザーと独ビオンテック両社は7月28日、共同で開発したワクチンの効力についてデータを公表した。 それによれば、接種後6カ月間全体の発症予防効果は91%であり、同期間の重症化予防効果は97%と極めて高い…

日本クライミング界の女王、野口啓代【世界が尊敬する日本人】

野口啓代は、2008年に日本人女性として初めてボルダリングワールドカップで優勝したのを皮切りに、通算21勝を達成。 年間総合優勝も4度果たしている。 2021年東京五輪で採用されたスポーツクライミングでの金メダル獲得が期待されている。 Akiyo Noguchi 野口啓代 ●プロフリークライマー ※2021年8月10日/17日号(8月3日発売)の「世界が尊敬する日本人100」特集より。市川海老蔵、CHAI、猪子寿之、吾峠呼世晴、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、菊野昌宏、阿古智子、小澤マリア…….

育休制度があっても、日本の男性の取得率が極めて低い理由

<所属集団の流動性が低い日本社会では、法律よりも会社の決まりが優先されるという思い込みが強い> 育児・介護休業法が改正され,男性の育休取得が促されることになった。こうした法改正は、世論に押されてのことであるのは間違いない。それほどまでに、日本の父親の育休取得状況はひどい。全国の至る所で、育休取得を申し出た男性社員がハラスメントに遭っている。 いわゆる会社(上司)の無理解だが、これを正さない限り、男性の育休取得促進は難しい。だが,父親の育休取得を阻んでいる要因としてはもっと大きなものがある。それは後述…

誰にも聞こえない周波数で歌う世界一孤独な「52ヘルツのクジラ」の謎

<仲間には聞こえない声で呼び掛けを続ける「52ヘルツのクジラ」とその正体を探究する科学者たちの物語> クジラの「歌」は震えが来るほど感動的で、かつ最高に神秘的なコミュニケーションの手段だ。でも、その歌が誰にも届かないとしたら? ジュシュア・ゼマン監督の新作ドキュメンタリー『最高に孤独なクジラ「52」を探して(The Loneliest Whale: the Search for 52)』は、独特の周波数(たぶんほかのクジラには聞き取れない)で歌う一頭のクジラと、その謎を追った科学者たちの物語だ(英語…

熾烈な戦いを終えた大橋選手とワイヤント選手の美しき絆を写した1枚

<東京五輪の競泳女子400メートル個人メドレーで優勝した大橋悠依選手と、2位のエマ・ワイヤント選手が健闘を称えあう写真> トップアスリート同士の国境を超えた交流を垣間見られるのも五輪の醍醐味の1つ。7月25日に行われた競泳女子400メートル個人メドレー決勝では、金メダルに輝いた大橋悠依(左)が2位のアメリカ人選手エマ・ワイヤントと抱き合って互いの健闘をたたえた。 大橋は3日後の200メートル個人メドレー決勝でも優勝し、日本女子初の競泳2冠を達成した。…

インフレへの「軽視」と「慢心」こそが70年代型インフレ危機の再来を招く

<インフレ懸念が高まるなかで指摘される暗黒のニクソン政権時代との共通点、バイデンの分析と対応は果たして正しいのか> アメリカの大統領はみんな、「リチャード・ニクソンに似てきた」と言われるのを嫌う。しかし今、ジョー・バイデン大統領が第37代大統領ニクソンのようになりはしないかという懸念を、多くの専門家が抱いている。 ウォーターゲート事件並みのスキャンダルを起こすという心配ではない。ニクソンが1970年代に引き起こしたような壊滅的なインフレの種をまいているのではないかというのだ。 既にインフレはエコノミ…

ワクチン接種がすすんでも、ワクチン耐性株の出現リスクが高まる……と数理モデル

<ワクチンの接種だけでは新型コロナウイルスの変異を阻止できないことを示す研究結果が明らかとなった> 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を収束に向かわせるためには、社会全体でワクチンの接種率を高めることが不可欠だ。しかし、ワクチンの接種だけでは新型コロナウイルスの変異を阻止できないことを示す研究結果が明らかとなった。 ワクチン耐性を持つ変異株が出現するリスク高まる オーストリア科学技術研究所(IST)の研究チームは、感染症の患者数の推移を表わす基本的な数理モデルのひとつ「SIRモデル」を拡張し、ワク…