オーストラリアの砂漠の真ん中に豊かな生態系を保存した「化石の楽園」を発見!

オーストラリアで「化石の宝庫」を発見
Credit: MATTHEW R. MCCURRY e al., Science Advances(2022)

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オーストラリアの心臓部は現在、乾燥した砂漠地帯となっていますが、かつては緑に覆われ、生命が息づいていました。

そのエリアのひとつ、ニューサウスウェールズ州のセントラル・テーブルランズ(中央台地)にて、当時の豊かな生態系を証明する驚くべき発見がなされました。

約1600万〜1100万年前の中新世に当たる”化石の宝庫”が見つかったのです。

発見された化石の多くは科学的に未知の種で、鳥の羽や魚、昆虫、植物などが含まれています。

研究は、1月7日付けで学術誌『Science Advances』に掲載されました。

目次 生物たちの「色」まで復元できる! 生物たちの「色」まで復元できる! 研究主任の一人で、オーストラリア博物館研究所(AMRI)の古生物学者マシュ…

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参考文献

Mind-Blowing New Fossil Site Found in The ‘Dead’ Heart of Australia
https://www.sciencealert.com/incredible-new-fossil-site-found-in-the-dead-heart-of-australia
Rare and fragile fossils found at a secret site in Australia’s ‘dead heart’
https://www.livescience.com/secret-fossils-australia-spiders

元論文

A Lagerstätte from Australia provides insight into the nature of Miocene mesic ecosystems
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abm1406

満月の16倍の大きさで夜空に広がるブラックホールジェットの噴火

1200万光年離れたケンタウルス座にあるブラックホールのジェット
Credit:Ben McKinley, ICRAR/Curtin and Connor Matherne, Louisiana State University

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地球から約1200万光年離れた楕円銀河「ケンタウルス座A(Centaurus A)」の中心には、太陽の5500万倍という巨大な質量を持つブラックホールが存在しています。

これは地球にもっとも近い活発な活動を続ける超大質量ブラックホールです。

西オーストラリア州の奥地に設置されたマーチソン広視野アレイ(MWA)望遠鏡は、そんな巨大なブラックホールのジェットの全貌を撮影することに成功しました。

このブラックホールの噴火とも呼ぶべき炎は、地球の夜空で満月16個分に相当する範囲に広がっています。

研究の詳細は、2021年12月22日付で科学雑誌『Nature Astronomy』に掲載されています。

目次 地球からもっとも近い活発なブラックホールの噴火 地球からもっとも近い活発なブラックホールの噴火 ブラックホールと一言でいっても、そのサイズや活…

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参考文献

ASTRONOMERS CAPTURE BLACK HOLE ERUPTION SPANNING 16 TIMES THE FULL MOON IN THE SKY
https://www.icrar.org/centaurus/

元論文

Multi-scale feedback and feeding in the closest radio galaxy Centaurus A
https://www.nature.com/articles/s41550-021-01553-3

安楽死マシンの死神博士、今度は「安楽死インプラント」の計画を発表

安楽死マシンの次は「安楽死インプラント」?
Credit: independent – Creator of ‘suicide pod’ wants to make body implant that would kill you if you forget to deactivate it(2021)

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今月初め、世界初の3Dプリント製の安楽死マシン「サルコ(Sarco)」の運用がスイスで合法化され、広く話題を呼びました。

そのサルコの開発者であるフィリップ・ニチケ(Philip Nitschke)氏は今、新たに禁断の一歩を踏み出そうとしているようです。

報道によると、ニチケ氏は認知症を発症したときのために、利用者が解除を忘れると死に至る「安楽死インプラント」の開発を計画しているとのこと。

氏いわく、何のために「死のスイッチ」を解除するのか忘れた時点で、安らかに死ぬことができるという。

しかし、このコンセプトは、まだ認知症を発症していない人が、単に解除スイッチを忘れたり、あやまって寝過ごした場合、悲惨なことになりかねない危険なものです。

目次 安楽死マシンの次は「安楽死インプラント」? 安楽死マシンの次は「安楽死インプラント」? ニチケ氏は、オーストラリアの非営利団体・エグジット・イ…

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参考文献

Inventor of 3D-printed coffin-like ‘suicide capsules’ reveals plans to create a body implant for people with dementia that would KILL its user if they forget to deactivate it
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10339157/Inventor-suicide-pod-plans-create-lethal-body-implant.html
Creator of ‘suicide pod’ wants to make body implant that would kill you if you forget to deactivate it
https://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/suicide-pod-implant-doctor-euthanasia-b1980600.html

7か国を対象に水際対策強化や待機期間変更 フランスやエジプトなど

政府は、7か国・地域からの入国・帰国者を対象に水際対策の強化や、待機期間の変更を行う。 12月24日から、エジプトとハンガリーからの帰国・入国者を対象に新たに3日間の待機を求める。フランスからの帰国・入国者に対する待機期 […]
投稿 7か国を対象に水際対策強化や待機期間変更 フランスやエジプトなど は TRAICY(トライシー) に最初に表示されました。

4か国を対象に水際対策強化や待機期間変更

政府は、4か国・地域からの入国・帰国者を対象に水際対策の強化や、待機期間の変更を行う。 12月23日から、オーストラリア(クイーンズランド州、ビクトリア州)とアメリカ(デラウェア州、ミシガン州)からの帰国・入国者に対し3 […]
投稿 4か国を対象に水際対策強化や待機期間変更 は TRAICY(トライシー) に最初に表示されました。

乾燥地帯の大規模な火災は水のある場所で起こる?

大規模な火災はどこで起こる?
Credit:Depositphotos

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オーストラリアでは、毎年のように大規模な森林火災が発生しています。

最近でも10月と11月の異常気象の影響により、オーストラリア南部のサバナ地帯12万kmに及ぶ火災が発生しました。

では、このような大規模火災の発生を制御する方法はあるのでしょうか?

オーストラリア・火災監視の専門家であるロハン・フィッシャー氏は、「火災は水のある場所で起こる」と述べ、オーストラリア森林火災を制御する方法を解説しています。

目次 火災は水のある場所で発生する「燃やして」火災をコントロールする 火災は水のある場所で発生する フィッシャー氏の語る「火災が水のある場所で起きる…

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参考文献

We are professional fire watchers, and we’re astounded by the scale of fires in remote Australia right now
https://theconversation.com/we-are-professional-fire-watchers-and-were-astounded-by-the-scale-of-fires-in-remote-australia-right-now-172773