池の水ぜんぶ抜いたら「完全な状態の巨大な魚竜の化石」が出てきた(英国)

英国ラトランドウォーター自然保護区で発見された魚竜の化石。全長は10m以上ある。
Credit:Rutland Water Nature Reserve,Britain’s largest ‘Sea Dragon’ discovered in UK’s smallest county(2022)

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池の水をぜんぶ抜く、というテレビ企画が日本では人気を博しましたが、英国では自然保護区の整備で貯水池の水を抜いたところ、飛んでもないものが発見されました。

それは魚竜の完全な状態の骨格で、英国で発見された同種の化石としては最大のものだったといいます。

ジュラ紀の海洋において、捕食者の頂点にいたとされるこの魚竜の化石は、10mもの大きさがあり、人が横に寝転んで並ぶとそのスケールの凄さがよくわかります。

目次 貯水池の水を抜いたら現れた巨大魚竜の化石ジュラ紀の海洋の覇者 貯水池の水を抜いたら現れた巨大魚竜の化石 2021年2月に、英国のラトランド・ウ…

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参考文献

Britain’s largest ‘Sea Dragon’ discovered in UK’s smallest county
https://www.lrwt.org.uk/seadragon
Ichthyosaur: Huge fossilised ‘sea dragon’ found in Rutland reservoir
https://www.bbc.com/news/science-environment-59915689

オーストラリアの砂漠の真ん中に豊かな生態系を保存した「化石の楽園」を発見!

オーストラリアで「化石の宝庫」を発見
Credit: MATTHEW R. MCCURRY e al., Science Advances(2022)

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オーストラリアの心臓部は現在、乾燥した砂漠地帯となっていますが、かつては緑に覆われ、生命が息づいていました。

そのエリアのひとつ、ニューサウスウェールズ州のセントラル・テーブルランズ(中央台地)にて、当時の豊かな生態系を証明する驚くべき発見がなされました。

約1600万〜1100万年前の中新世に当たる”化石の宝庫”が見つかったのです。

発見された化石の多くは科学的に未知の種で、鳥の羽や魚、昆虫、植物などが含まれています。

研究は、1月7日付けで学術誌『Science Advances』に掲載されました。

目次 生物たちの「色」まで復元できる! 生物たちの「色」まで復元できる! 研究主任の一人で、オーストラリア博物館研究所(AMRI)の古生物学者マシュ…

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参考文献

Mind-Blowing New Fossil Site Found in The ‘Dead’ Heart of Australia
https://www.sciencealert.com/incredible-new-fossil-site-found-in-the-dead-heart-of-australia
Rare and fragile fossils found at a secret site in Australia’s ‘dead heart’
https://www.livescience.com/secret-fossils-australia-spiders

元論文

A Lagerstätte from Australia provides insight into the nature of Miocene mesic ecosystems
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abm1406

視覚が極端に発達した白亜紀の奇妙なカニの生態

絶滅したカリキマエラ・ペルプレクサ(Callichimaera perplexa)の再現画像
Credit:Kelsey M. Jenkins et al.,iScience(2022)

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2005年南米コロンビアのアンデス山脈で非常に奇妙な姿をしたカニの化石が発見されました。

それは約9500万年前白亜紀に生息していたと考えられる、非常に大きな目とオールのような脚を持った甲殻類で、2019年にイェール大学の研究チームにより新種として登録が行われました。

その生物は「Callichimaera perplexa(カリキマエラ・ペルプレクサ)」と名付けられています。

今回、米国イェール大学(Yale University)とハーバード大学(Harvard University)の古生物研究チームは、この奇妙な古代のカニの特徴の1つである大きな目を分析した新しい研究結果を報告しました。

それによると、カリキマエラの目は異常に高い光学特性を持っていたことがわかり、視覚に頼った捕食者だったと示されています。

研究の詳細は、科学誌『iScience』に2022年1月に掲載されています。

目次 奇妙なカニの化石極端に巨大な目の意味 奇妙なカニの化石 2019年に登録された新種の古生物「Callichimaera perplexa(カリ…

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参考文献

A crab’s-eye view of the ancient world
https://news.yale.edu/2022/01/05/crabs-eye-view-ancient-world

元論文

The remarkable visual system of a Cretaceous crab
https://doi.org/10.1016/j.isci.2021.103579

全長約18メートル、新種魚竜の化石を発見!

新たに見つかった新種魚竜の頭蓋骨
Credit: Martin Sander et al., Science(2021)

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アメリカ西部ネバダ州の地層から、約2億4600万年前に生息した新種魚竜の化石が発見されました。

見つかった頭蓋骨は長さ約1メートル90センチで、そこから全長約18メートル、体重50トン近くに達したと推定されています。

驚くべきは、種として巨大化するスピードです。

同等のサイズを誇る現代のクジラが数千万年かけて大きくなったのに対し、魚竜はわずか300万年でこのサイズに達したとのこと。

研究は、12月24日付けで学術誌『Science』に掲載されています。

目次 魚竜は恐竜の仲間ではない 魚竜は恐竜の仲間ではない 映画などの影響もあってか、魚竜はよく恐竜と混同されがちです。 しかし正確には、爬虫類の仲間…

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参考文献

These ancient marine reptiles got very big, very fast
https://www.popsci.com/science/giant-ichthyosaur-evolution/
Earth’s First Giant: Newly Discovered Species of Ichthyosaur Was Behemoth of Dinosaurian Oceans
https://scitechdaily.com/earths-first-giant-newly-discovered-species-of-ichthyosaur-was-behemoth-of-dinosaurian-oceans/

元論文

Early giant reveals faster evolution of large body size in ichthyosaurs than in cetaceans
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abf5787

全長2.6mの巨大ヤスデの化石を発見、「史上最大の無脊椎動物」と認定

史上最大のヤスデの化石を発見!
Credit: Neil S. Davies et al., Journal of the Geological Society(2021)

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「ムカデやヤスデは見るのも苦手」

そんな方は、今回の発見に卒倒してしまうかもしれません。

このほど、イギリス北部の東岸にて、約3億年前に生息した絶滅ヤスデの一属アースロプレウラ(Arthropleura)」の化石が発見されました。

しかも、全長が2.6メートルに達すると推定され、これまでに見つかった”史上最大の無脊椎動物”と判明しています。

研究は、12月21日付けで学術誌『Journal of the Geological Society』に掲載されました。

目次 「史上最大の無脊椎動物」を認定! 「史上最大の無脊椎動物」を認定! 化石の発見は、2018年1月。 イングランド北部ノーサンバーランド州ホウィ…

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参考文献

Giant Millipedes “As Big as Cars” Once Roamed Northern England – “Complete Fluke of a Discovery”
https://scitechdaily.com/giant-millipedes-as-big-as-cars-once-roamed-northern-england-complete-fluke-of-a-discovery/

元論文

The largest arthropod in Earth history: insights from newly discovered Arthropleura remains (Serpukhovian Stainmore Formation, Northumberland, England)
https://jgs.lyellcollection.org/content/early/2021/11/19/jgs2021-115

卵に完璧に保存された「恐竜ベビー」の化石を発見!

史上最も精巧な「恐竜胚」の化石が発見される
Credit: Shoulin Animation – Impeccably preserved dinosaur embryo looks as if it ‘died yesterday'(2021)

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恐竜はどのように卵から孵っていたのでしょう?

その秘密を解き明かす驚異的な化石がこのほど中国南部で発見されました。

化石は同地の博物館で約10年間保管されていたもので、卵の中に精巧に保存された孵化前の恐竜の赤ちゃんが見つかったのです。

うずくまるような姿勢は、現代の鳥類の胚に近似しており、恐竜と鳥の進化的なつながりが、これまで考えられていた以上に深いことを示しています。

研究は、12月21日付けで学術誌『iScience』に掲載されました。

目次 「うずくまり姿勢」は現代のニワトリと一緒 「うずくまり姿勢」は現代のニワトリと一緒 研究主任で、エディンバラ大学(University of …

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参考文献

Breathtaking Fossil of Baby Dinosaur Tucked in Its Egg Yields New Evolutionary Clues
https://www.sciencealert.com/exquisitely-preserved-dinosaur-embryo-showing-bird-like-behavior-reveals-new-evolutionary-links
Impeccably preserved dinosaur embryo looks as if it ‘died yesterday’
https://www.livescience.com/dinosaur-embryo-fossil-egg-discovered

元論文

An exquisitely preserved in-ovo theropod dinosaur embryo sheds light on avian-like prehatching postures
https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(21)01487-5

恐竜はくちばしなどの一部だけが「カラフル色」だったという研究

恐竜もカラフルな色を体の一部に持っていた可能性
Credit: Sarah Davis / The University of Texas at Austin(2021)

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ほとんどの鳥は、オウムやクジャクのような例は別として、全身カラフルなわけではありません。

しかし、羽毛以外に目を向ければ、クチバシや足先など明るい色を持った部分がすぐに見つかります。

そしてこのほど、テキサス大学オースティン校(UTA・米)の研究により、絶滅した恐竜たちも、現代の鳥類と同様に「部分的な明色」を持っていた可能性が示唆されました。

鮮やかな色は、仲間とのコミュニケーションやアピールに使われていたと考えられます。

研究は、12月6日付けで学術誌『Evolution』に掲載されました。

目次 恐竜はいかに「カラフルな色」を手にしたのか 恐竜はいかに「カラフルな色」を手にしたのか 恐竜の体色については、現存する鳥類と恐竜の共通祖先であ…

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参考文献

Dinosaur faces and feet may have popped with color
https://phys.org/news/2021-12-dinosaur-feet.html
Non-Avian Dinosaurs May Have Had Bright-Colored Skin, Scales and Beaks
http://www.sci-news.com/paleontology/dinosaur-carotenoid-coloration-10354.html

元論文

Estimating the distribution of carotenoid coloration in skin and integumentary structures of birds and extinct dinosaurs
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/evo.14393

100年前の古新聞に包まれた「古代亀の化石」を発見!

100年前に発掘され、置きっぱにされていた化石を再発見
Credit: University of Alberta – Fossils dug up 100 years ago rediscovered wrapped in old newspaper(2021)

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アルバータ大学(University of Alberta・カナダ)にて、一粒で二度美味しい発見がなされました。

同大の南キャンパスにあるクオンセット(プレハブ工法によるカマボコ型の建物)から、100年前の古新聞に包まれた古代亀の化石が再発見されたのです。

標本に記載してある文字によると、これは、同大初の古生物学者ジョージ・スタンバーグ(George Sternberg)氏が率いた1920年と21年の化石発掘の成果であるという。

しかし、詳しい調査がされないまま、今日まで手付かずの状態で保管されていたと考えられます。

目次 非常にレアな古代亀の化石を発見! 非常にレアな古代亀の化石を発見! クオンセットの棚奥から発見されたのは、20個ほどの様々な化石断片です。 サ…

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参考文献

Fossils dug up 100 years ago rediscovered wrapped in old newspaper
https://www.ualberta.ca/folio/2021/12/fossils-dug-up-100-years-ago-rediscovered-wrapped-in-old-newspaper.html

大型の恐竜は水中で「お尻を浮かせて」泳いでいた?

巨大竜脚類は果たして水中で生活していたのか?
Credit:depositphotos

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ブロントサウルスなどを代表とする巨大竜脚類については、巨大な体重のために水中で生活していたという説と、陸生だったという説で議論がされています。

現在は陸生であったとする説が優勢ですが、これに疑問を唱える足跡の化石が発見されています。

それが白亜紀の恐竜の足跡が数多く見つかる地層(グレン・ローズ層)から発見された、竜脚類の前足だけの足跡化石です。

パデュー大などの調査では、これがかろうじて前足だけがつく状態で、竜脚類が非常に深い水の中を泳ぐようにして歩いていた痕跡ではないかといいます。

研究の詳細は、2019年12月13日付で科学雑誌『Ichnos』に掲載されています。

目次 竜脚類は水の中で生活していた? 竜脚類は水の中で生活していた? 恐竜の中でも、ポピュラーで人気があるのがブロントサウルス、ブラキオサウルス、デ…

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参考文献

Weird Tracks in Texas Indicate Giant Sauropods Walking on Their Front Feet Only
https://www.sciencealert.com/weird-tracks-in-texas-indicate-giant-sauropods-walking-on-their-front-feet-only

元論文

Thunder lizard handstands: Manus-only sauropod trackways from the Glen Rose Formation (Lower Cretaceous, Kendall County, Texas)
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10420940.2019.1698424?journalCode=gich20