ガラスはその扱いやすさから非常に人気のある材料ですが、耐久性には問題を抱えています。
そこで研究者たちは、高い硬度を持った強いガラスとして、カーボン(炭素)をガラス状にした材料の作成に興味を持っています。
中国吉林大学の研究チームは、通称バッキーボールと呼ばれるサッカーボールのような構造の炭素分子に高い圧力と温度をくわえて崩壊させ、ダイヤモンドよりも硬いカーボンガラスの作成に成功しました。
これは最近報告された「AM-Ⅲ」というカーボンガラスに次いで、世界で2番目に硬いガラスです。
研究の詳細は、11月24日付で科学雑誌『nature』に掲載されています。
目次 ダイヤモンドより硬いガラスを作るダイヤの代わりにサッカーボールを崩す ダイヤモンドより硬いガラスを作る 非常に硬いガラスを作るということは、材…
参考文献
New Ultrahard Diamond Glass Synthesized
https://carnegiescience.edu/news/new-ultrahard-diamond-glass-synthesized
Say goodbye to smashed phone screens! Scientists create ‘ultrahard’ GLASS that’s even harder than a diamond
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10242651/Materials-Scientists-create-ultrahard-GLASS-thats-harder-diamond.html
元論文
Ultrahard bulk amorphous carbon from collapsed fullerene
https://www.nature.com/articles/s41586-021-03882-9