私たちは膨大な作業に追われているとき、「猫の手でも借りたい」と感じます。
そしてピアノ演奏はある意味忙しく、そして膨大な作業に追われた状態だと言えるでしょう。
10本の指をメロディに合わせて遅れずに動かさなければいけないからです。
では、もう1本指を借りて上手に演奏することはできるでしょうか?
イギリスの大学インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)生物工学科に所属するアルド・ファイサル氏ら研究チームは、人が第3の親指を追加しても巧みにピアノ演奏できることを示しました。
研究の詳細は、11月1日付の科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。
目次 第3の親指を追加してピアノ演奏する11本の指でピアノ演奏するのに大切なのは演奏経験よりも運動神経 第3の親指を追加してピアノ演奏する ロボット…
参考文献
Test subjects show surprising ability to play piano with a third thumb
https://newatlas.com/wearables/play-piano-third-robotic-thumb/
Pianists learn to play with robotic third thumb in just one hour
https://www.imperial.ac.uk/news/232077/pianists-learn-play-with-robotic-third/
元論文
Playing the piano with a robotic third thumb: assessing constraints of human augmentation
https://www.nature.com/articles/s41598-021-00376-6