中世の騎士物語には必ず、鼻息荒く雄々しい軍馬が出てきます。
しかし実際は、現代のポニーくらいのサイズしかなかったようです。
このほど、エクセター大学(University of Exeter・英)の研究により、中世イギリスの騎士が乗っていた軍馬は、背の高さが150センチに満たなかったことが明らかになりました。
騎士たちの騎乗姿もイメージほど立派なものではなかったかもしれません。
研究は、昨年8月31日付で学術誌『International Journal of Osteoarchaeology』に掲載されています。
※馬の背の高さは、足元から肩の骨の出っ張っている部分までを指し、頭は含まれません。
目次 ポニーサイズだが、小さいなりに利点もあった ポニーサイズだが、小さいなりに利点もあった 研究チームは今回、イングランドの古城や中世の馬の墓地を…
参考文献
Medieval warhorses no bigger than modern-day ponies, study finds
https://www.theguardian.com/science/2022/jan/10/medieval-warhorses-no-bigger-than-modern-day-ponies-study-finds
Study: Medieval Warhorses Were No More Than Pony-Sized by Modern Standards
http://www.sci-news.com/archaeology/medieval-warhorses-10449.html
元論文
In search of the ‘great horse’: A zooarchaeological assessment of horses from England (AD 300–1650)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/oa.3038