イメージ崩壊? 中世英国騎士の軍馬は「ポニーサイズ」だった

中世イギリスの軍馬はポニーサイズだった
Credit:Canva . ナゾロジー編集部

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中世の騎士物語には必ず、鼻息荒く雄々しい軍馬が出てきます。

しかし実際は、現代のポニーくらいのサイズしかなかったようです。

このほど、エクセター大学(University of Exeter・英)の研究により、中世イギリスの騎士が乗っていた軍馬は、背の高さが150センチに満たなかったことが明らかになりました。

騎士たちの騎乗姿もイメージほど立派なものではなかったかもしれません。

研究は、昨年8月31日付で学術誌『International Journal of Osteoarchaeology』に掲載されています。

※馬の背の高さは、足元から肩の骨の出っ張っている部分までを指し、頭は含まれません。

目次 ポニーサイズだが、小さいなりに利点もあった ポニーサイズだが、小さいなりに利点もあった 研究チームは今回、イングランドの古城や中世の馬の墓地を…

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参考文献

Medieval warhorses no bigger than modern-day ponies, study finds
https://www.theguardian.com/science/2022/jan/10/medieval-warhorses-no-bigger-than-modern-day-ponies-study-finds
Study: Medieval Warhorses Were No More Than Pony-Sized by Modern Standards
http://www.sci-news.com/archaeology/medieval-warhorses-10449.html

元論文

In search of the ‘great horse’: A zooarchaeological assessment of horses from England (AD 300–1650)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/oa.3038

トルコの酪農家が「ウシにVRを装着」して1頭あたりミルク5Lの増産に成功

トルコの牧場でウシにVRを装着する実験が行われる
Credit: Zekeriya Karadavut/AA(2022)

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昨年3月、ロシアの酪農家がウシにVRゴーグルを装着するという奇抜な実験を行いました。

目的は、VRを通して太陽の光が降り注ぐ雄大な牧草地を見せることでウシをリラックスさせ、質の高いミルクをより多く生産させることです。

そしてこのほど、この試みに関心を抱いたトルコの酪農家が同じ実験を開始しました。

さて、結果はどうなったでしょうか。

目次 1日あたりのミルク量が5L増加 1日あたりのミルク量が5L増加 トルコ中央部・アクサライで牧畜業を営むイゼット・コチャック(Izzet Koc…

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参考文献

A Turkish Farmer Tests Out VR Goggles on Cows To Get More Milk
https://interestingengineering.com/a-turkish-farmer-tests-out-vr-goggles-on-cows-to-get-more-milk
İneklere sanal gerçeklikle yeşil çayırları izleterek süt üretimini artırmayı hedefliyor(Anadolu Ajansi)
https://www.aa.com.tr/tr/yasam/ineklere-sanal-gerceklikle-yesil-cayirlari-izleterek-sut-uretimini-artirmayi-hedefliyor-/2466663

ニホンリスは猛毒「ベニテングダケ」を普通に食べられると判明!

ベニテングタケを食べるニホンリス(撮影:五味孝一さん)
Credit: Kenji Suetsugu et al., Frontiers in Ecology and the Environment(2021)

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毒キノコは、私たち人を含む大半の生き物が手出しできない危険な存在です。

しかしこのほど、長野県の山林において、ニホンリスが、毒キノコとして有名なベニテングタケやテングタケを日頃から常食していることが明らかになりました。

今回の報告は、昨年の12月1日付けで学術誌『Frontiers in Ecology and the Environment』に掲載されています。

目次 ニホンリスは毒キノコを安全に食べられる ニホンリスは毒キノコを安全に食べられる 代表的な毒キノコであるベニテングタケ(学名:Amanita m…

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参考文献

「毒キノコ」とニホンリスの関係 ~ ベニテングダケを食べるニホンリス ~(神戸大学)
https://research-er.jp/articles/view/106480

元論文

Squirrel consuming “poisonous” mushrooms
https://esajournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/fee.2443

「アシカのヒゲ」は人の指先並に器用で敏感だと判明

アシカはヒゲを人間の指のように使って判断できる
Credit:Robyn Grant(YouTube)_Sealio「アシカのヒゲ」は人の指先並に器用で敏感だと判明ns do task specific whisker touch sensing(2021)

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人間は指先を巧みに動かして、触った対象の形や大きさ、柔らかさなどを知ることができます。

こうした能力は指を器用に使えない動物たちでも、どこかに隠されているのでしょうか?

最近、イギリスのマンチェスター・メトロポリタン大学(Manchester Metropolitan University)理工学部に所属するロビン・グラント氏ら研究チームは、アシカが自分のヒゲを人間の指先のように動かせると発表。

アシカは必要な作業に応じてヒゲの使い方を変えることができるのです。

研究の詳細は、11月5日付の科学誌『Journal of Experimental Biology』に掲載されました。

目次 哺乳類のヒゲには触覚の役割があるアシカは作業に応じてヒゲの動かし方を変更する 哺乳類のヒゲには触覚の役割がある 人間の指先は、触覚として優れた…

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参考文献

Sea lion whiskers can move like human fingertips: here’s how we found out
https://theconversation.com/sea-lion-whiskers-can-move-like-human-fingertips-heres-how-we-found-out-172471

元論文

California sea lions employ task-specific strategies for active touch sensing
https://journals.biologists.com/jeb/article/224/21/jeb243085/273347/California-sea-lions-employ-task-specific

顎と一緒に鼻も長いワニ 実は深刻な鼻詰まりを抱えていた

インドガビアル
Credit:Depositphotos

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私たち人間にとって鼻詰まりは非常に不快な悩みの1つです。

そんな鼻詰まりの中でも最悪なのが、鼻の穴を左右に隔てている壁「鼻中隔(びちゅうかく)」が強く曲がっているせいでおきる「鼻中隔湾曲症」という症状です。

アメリカ・ニューヨーク工科大学オステオパシー医学部(NYIT-COM)に所属するジェイソン・バーク氏ら研究チームは、ある種のワニも同様の鼻トラブルに悩まされていることを発見しました。

絶滅危惧種のワニ「インドガビアル(学名:Gavialis gangeticus)」は、その長い鼻の鼻中隔が歪んでいるため、鼻呼吸に苦労していたのです。

研究の詳細は、11月23日付の科学誌『Anatomical Record』に掲載されました。

目次 鼻の長いワニと鼻中隔湾曲症インドガビアルはずっと鼻づまりに悩まされていた 鼻の長いワニと鼻中隔湾曲症 インドガビアルは、地球上で最も希少なワニ…

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参考文献

Research finds nasal problem plagued long-nosed crocodile relatives
https://phys.org/news/2021-12-nasal-problem-plagued-long-nosed-crocodile.html
Study: Nasal Problem Plagued Long-Nosed Crocodile Relatives
https://www.nyit.edu/box/features/study_nasal_problem_plagued_long_nosed_crocodile_relatives

元論文

Septal deviation in the nose of the longest faced crocodylian: A description of nasal anatomy and airflow in the Indian gharial (Gavialis gangeticus) with comments on acoustics
https://anatomypubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ar.24831