ニホンリスは猛毒「ベニテングダケ」を普通に食べられると判明!

ベニテングタケを食べるニホンリス(撮影:五味孝一さん)
Credit: Kenji Suetsugu et al., Frontiers in Ecology and the Environment(2021)

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毒キノコは、私たち人を含む大半の生き物が手出しできない危険な存在です。

しかしこのほど、長野県の山林において、ニホンリスが、毒キノコとして有名なベニテングタケやテングタケを日頃から常食していることが明らかになりました。

今回の報告は、昨年の12月1日付けで学術誌『Frontiers in Ecology and the Environment』に掲載されています。

目次 ニホンリスは毒キノコを安全に食べられる ニホンリスは毒キノコを安全に食べられる 代表的な毒キノコであるベニテングタケ(学名:Amanita m…

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参考文献

「毒キノコ」とニホンリスの関係 ~ ベニテングダケを食べるニホンリス ~(神戸大学)
https://research-er.jp/articles/view/106480

元論文

Squirrel consuming “poisonous” mushrooms
https://esajournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/fee.2443

うま味ってどんな味?

基本味の1つ「うま味」とは?
Credit:Depositphotos

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味には5つの基本味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)があるとされています。

これらの味を説明しようとしたとき、うま味だけは適切な表現が思い浮かばないかもしれません。

では、うま味っていったいどんな味なのでしょうか?

ここではうま味の正体や特性について解説します。

目次 うま味が基本味に含まれたのは最近だったうま味の感じ方うま味って結局どんな味? うま味が基本味に含まれたのは最近だった うま味とは「甘いお菓子」…

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参考文献

What is umami? No, really.
https://www.popsci.com/science/umami-flavor/

粘菌に「ゴッホの絵」をマネたような構造が見つかる

粘菌がゴッホの絵のような不思議な構造をとると判明!
Credit:ライス大学

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粘菌の遺伝子をいじると芸術家になるのかもしれません。

米国ライス大学で行われた研究によれば、社会性の強い粘菌の遺伝子を操作してたところ、ゴッホの絵画のような不思議な構造をとることが発見された、とのこと。

遺伝子をいじられた粘菌たちは次々に直系1ミリほどの円を形成し、最終的には培養皿全体が、円形の構造で埋め尽くされました。

しかし、いったいどうしてこのような不思議な構造が形成されたのでしょうか?

研究内容の詳細は12月7日に『mSystems』にて公開されています。

目次 粘菌がゴッホの絵のような不思議な構造をとると判明!キノコになりきれない粘菌たちの苦肉の策が円形を作った 粘菌がゴッホの絵のような不思議な構造を…

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参考文献

Swirling bacteria mimic Van Gogh’s ‘The Starry Night’
https://news.rice.edu/news/2021/swirling-bacteria-mimic-van-goghs-starry-night

元論文

Emergent Myxobacterial Behaviors Arise from Reversal Suppression Induced by Kin Contacts
https://journals.asm.org/doi/10.1128/mSystems.00720-21

二ホンリス「毒キノコ食べてみた」→毎日ベニテングタケなどを食べ続けた結果、「つよすぎ」「かわいい」と話題に

末次 健司 @tugutuguk ニホンリスが、ベニテングタケなどの毒キノコをよく食べていることを、@kyoju53さんの美しい写真とともに報告した短い論文を発表しました。興味深いことに、同じリスが数日間に渡りテングタケ属の子実体を食べ続けており、「毒キノコ」を安全に摂取できるようです。doi.org/10.1002/fee.24… pic.tw…