「はやぶさ2」が持ち帰った試料の初期記載データが公表、リュウグウは水と有機物に富む原始的な小惑星だった

はやぶさ2が持ち帰った試料の初期記載データが公表、リュウグウは水と有機物に富む原始的な小惑星だった 2019年12月に小惑星リュウグウから帰還した「はやぶさ2」が持ち帰った試料の初期記載(カタログ化)に関する論文が、12月21日、イギリスのオンライン科学雑誌「Nature Astronomy」に掲載されたが、そこから、リュウグウが水と有機物に富む原始的な小惑星であることがわかってきた。 Read More

ついに「小惑星リュウグウ」のサンプルを詳細分析した論文が発表される – ナゾロジー

Credit:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研 全ての画像を見る 今から約1年前、探査機「はやぶさ2」が「小惑星リュウグウ」から回収したサンプルを地球へ送り届けました。 その貴重なサンプルが詳細に分析され、今回2本の論文として宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの研究チーム…

NASAが火星生活の模擬実験の参加者を募集

<1年間にわたって仮想火星居住環境で活動を行う「乗組員」に求められる資質は> 米NASAが、火星での生活を想定した1年間の模擬実験に参加する希望者を募集している。 このミッションは、3回にわたるCHAPEA(乗組員の健康およびパフォーマンス探査研究)の第1弾で、開始は2022年秋を予定している。 各ミッションに参加する乗組員は4人。この4人が、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センター内にある仮想火星居住環境「マーズ・デューン・アルファ」で一緒に生活および活動を行う。ここは建設用3Dプリント専門…

火星の深部構造が探査機インサイトからのデータで判明 予想より薄い地殻と巨大なコア

<困難続きだった探査プロジェクトが、ついに著しい成果を挙げた> NASAが2018年に火星に送り込んだ「インサイト(InSight)」は、火星の1点に留まる定置型の探査機だ。ここ2〜3年ほど火星の平原で、孤独に地震を「聞き」続けてきた。このほど地上の研究者たちがそのデータをもとに、火星の内部構造を推定することに成功した。 NASAがこのほど発表したニュースリリースによると、地殻は予想されていたよりも随分と薄いようだ。現在のところ、厚さ20キロと37キロの2つの可能性が提示されている。その層を抜けると…