男性ホルモン「テストステロン」が不屈の心を与えていた

テストステロンがあきらめない力を与える
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テストステロン」は、筋肉や骨格を成長させるためには欠かせない男性ホルモンです。

近年では、テストステロン値が男性の活力や前向きな気持ち、決断力などに影響を及ぼすと考えられています。

そして新しく、オーストリア・ウィーン大学(Universität Wien)心理学部に所属するハナ・クトリコヴァ氏ら研究チームは、テストステロンが負け続けてもあきらめない力を与えると報告しました。

テストステロンを投与された男性は、自分の実力が発揮されにくい戦いでも、競争心を維持できたのです。

研究の詳細は、2021年6月付の学術誌『Psychoneuroendocrinology』に掲載されました。

目次 あきらめたくなる戦いテストステロン値が高いと負け続けてもあきらめない あきらめたくなる戦い 男性は、自分の実力を発揮できる戦いでは、仮に負けた…

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参考文献

Testosterone encourages persistence in the face of continued defeat, according to a placebo-controlled experiment
https://www.psypost.org/2021/11/testosterone-encourages-persistence-in-the-face-of-continued-defeat-according-to-a-placebo-controlled-experiment-62149

元論文

Not giving up: Testosterone promotes persistence against a stronger opponent
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0306453021000883#!

ポップコーンを食べながらの映画は「楽しみが減少する」と明らかに

ポップコーンを食べながらだと、映画体験が阻害されるという研究
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映画のオトモと言えば、やはりポップコーン。

映画館に着くと、まずポップコーンを買っておくという人も多いのではないでしょうか。

しかし、新たな研究によると、ポップコーンの存在はかえって映画体験をジャマしてしまうようです。

エラスムス大学ロッテルダム経営大学院(RSM・オランダ)は、食べ物がレジャー体験の楽しみに与える影響を調査。

その結果、脳は、食べ物の味に注意が向くことで、レジャー体験に集中できなくなることが示されました。

研究は、8月1日付けで学術誌『Journal of Marketing Research』に掲載されています。

目次 食べ物はレジャー体験の「楽しみ」を阻害する? 食べ物はレジャー体験の「楽しみ」を阻害する? 主任研究員のアン=キャスリン・クレッセ(Anne-…

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参考文献

Ditch the popcorn! Bringing a delicious snack to the cinema can RUIN your experience by distracting your brain and making it focus on how the food will taste rather than on the movie itself
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10237721/Bringing-delicious-snack-cinema-ruin-experience-distracting-brain.html
Having popcorn makes you enjoy the film less, new research reveals
https://pressreleases.responsesource.com/news/102089/having-popcorn-makes-you-enjoy-the-film-less-new-research/

元論文

How (and When) the Presence of Food Decreases Enjoyment of Customer Experiences
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/00222437211010465

幼稚園の男の子に「フリフリの女装」をさせると他人に優しくなった

幼稚園の男の子にフリフリお姫様の女装をさせると優しくなると判明!
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女装は男の子を優しくするようです。

米国のブリガムヤング大学(BYU)で行われた研究によれば、3歳~5歳の男の子に女の子らしい衣装を着せると人助けに積極的になった、とのこと。

どうやら女装は男の子の精神に作用して行動パターンにも変化を与えるようです。

研究内容の詳細は『Sex Roles』に掲載されています。

目次 幼稚園児に服が与える影響を調べるお姫様の服を着ると男の子は優しくなる 幼稚園児に服が与える影響を調べる 服は自己の内面や思想を表現する手段です…

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参考文献

Pre-school aged boys are more likely to help others when wearing a “girly” costume compared to a superhero one
https://www.psypost.org/2021/11/pre-school-aged-boys-are-more-likely-to-help-others-when-wearing-a-girly-costume-compared-to-a-superhero-one-62142

元論文

Dressing up with Disney and Make-Believe with Marvel: The Impact of Gendered Costumes on Gender Typing, Prosocial Behavior, and Perseverance during Early Childhood
https://link.springer.com/article/10.1007/s11199-020-01217-y

心の病が「肉食を放棄させている」可能性が高い

肉の消費はより良いメンタルヘルスと関連している
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最近は環境的・倫理的動機から、肉食を完全に放棄するよう呼びかける人たちをよく目にするようになりました。

しかし、人間の体は基本的に肉も野菜もバランス良く摂取することを前提に作られています。

特定の食事を故意にやめた場合、健康に対して何らかの影響が出る可能性もあるでしょう。

米サザン・インディアナ大学(USI)による最近の分析では、肉を含まない食事は雑食性の食事よりも高いうつ病や不安レベルと関連していることが示されました。

これは17万人以上の参加者を含む20の研究データから抽出された結果を評価した、最新のメタアナリシス研究です。

しかしこの結果は、肉を食べれば精神状態が改善する、と言っているわけではないようです。

研究の詳細は、2021年10月6日付で科学雑誌『CriticalReviews in Food Science and Nutrition』に掲載されています。

 

 

目次 食事とメンタルヘルスの関係メンタルヘルスが低下したから肉を食べるのをやめた? 食事とメンタルヘルスの関係 「いつもダイエットを実行している人で…

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参考文献

Meat consumption is associated with better mental health, meta-analysis finds
https://www.psypost.org/2021/11/meat-consumption-is-associated-with-better-mental-health-meta-analysis-finds-62107
People who eat meat report lower levels of depression and anxiety than vegans do, a recent analysis suggests
https://www.businessinsider.in/science/news/people-who-eat-meat-report-lower-levels-of-depression-and-anxiety-than-vegans-do-a-recent-analysis-suggests/articleshow/87313935.cms

元論文

Meat and mental health: A meta-analysis of meat consumption, depression, and anxiety
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10408398.2021.1974336

ソシオパスの私が「正直者」な夫と結婚して学んだこと | 【モダン・ラブ】これが恐怖だろうか?

米紙「ニューヨーク・タイムズ」で約15年続いている人気コラム「モダン・ラブ」。読者が寄稿した物語の一つひとつから、愛おしくも複雑な人間模様が垣間見える。クスッと笑えるものから切ないものまで、毎週日曜日に1本お届けする。 ソシオパスであり、心理学を研究する女性が今回の書き手だ。正直を美徳とする男性と結…

「ヒゲが濃いほど男らしい」は科学的に無関係だった

「ヒゲが濃いほど男らしい」は科学的に正しいのか?
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豊かなヒゲをたくわえた男性というのは、世界的に見て、「精神的に男らしく、身体的に魅力的」と考えられがち。

しかし、この命題は科学的にも真なのでしょうか。

もしそうなら、ヒゲが薄い日本人男性はモテないと、白旗を揚げるしかありません。

ところが朗報です。

ヴロツワフ大学(University of Wrocław・ポーランド)の最新研究により、ヒゲの濃さは、男性の心的な優位性や支配性、テストステロン(男性ホルモン)のレベルとは相関しないことが判明したのです。

以下で詳しく見ていきましょう。

研究は、10月21日付けで学術誌『Archives of Sexual Behavior』に掲載されています。

目次 ヒゲは男性のステータスとなるか? ヒゲは男性のステータスとなるか? たくましいヒゲは、男性の最も目立つ特徴であり、男女の区別を視覚的に容易にし…

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参考文献

New study finds no relationship between beard length and dominance or testosterone levels
https://www.psypost.org/2021/11/new-study-finds-no-relationship-between-beard-length-and-dominance-or-testosterone-levels-62070

元論文

Are Beards Honest Signals of Male Dominance and Testosterone?
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10508-021-02012-w

ギャンブルは勝っても負けても「無謀な賭け」をしてしまうと判明

ギャンブルすると無謀な賭けをしてしまう
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ギャンブルにハマる人は、往々にして「無謀な賭け」にチャレンジするようになります。

実際、パチンコの勝率を理解していてもやめられない人や、低確率の課金ガチャに大金をつぎ込む人は多いです。

また運よく勝ちが続いた人は、いわば調子に乗って、その後に無謀な賭けをしやすくなると言われています。

しかし、京都大学大学院教育学研究科に所属する田岡 大樹(たおか だいき)氏ら研究チームは、勝ち続けた経験だけでなく、多くの負けの経験もまた無謀な賭けにつながると発表しました。

研究の詳細は、10月11日付の学術誌『Journal of Gambling Studies』に掲載されています。

目次 無謀な賭けをしてしまうギャンブル依存症日本人63名によるギャンブル実験勝っても負けても「無謀な賭け」にチャレンジすると判明 無謀な賭けをしてし…

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参考文献

勝ちばかりでも、負けばかりでも、「無謀な賭け」につながる -望み薄なギャンブルに賭けてしまうのはなぜか?-
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-10-20

元論文

Role of Affect and Risk–Benefit Perception on Reckless Betting: Prior Wins and Losses Both Lead to Risky Bets
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10899-021-10077-4

他者を思いやり行動する度合い、日本は世界で最も高かった

<他者を思いやり、その要望や願いを汲み取ったうえで、自らの意思を決め、行動する「ソーシャルマインドフルネス」度合いが最も高かったのは日本だった> 今、この瞬間、他者を思いやり、その要望や願いを汲み取ったうえで、自らの意思を決め、行動する「ソーシャルマインドフルネス」の度合いことを「ソーシャルマインドフルネス」という。このような社会的行動の傾向は国によって異なることが明らかとなった。 日本が最も高く、オーストリア、メキシコ、イスラエルがつづく 蘭ライデン大学の心理学者ニールス・ファン=ドソン准教授は、…