愛する人との抱擁がストレスを低下させることはよく知られています。
実際、辛いときに抱きしめられると落ち着くはずです。
そして最近、ドイツ・ゲーテ大学フランクフルト校(Goethe University Frankfurt)心理学研究所に所属するアルジョシャ・ドライソーナー氏ら研究チームは、愛する人がいなくても、ボディタッチによってストレスを低下させられると発表しました。
「見知らぬ人との抱擁」や、自分で体を触って慰める「セルフタッチ」がストレスホルモン「コルチゾール」のレベルを低下させたのです。
研究の詳細は、10月8日付の学術誌『Comprehensive Psychoneuroendocrinology』に掲載されました。
目次 ボディタッチはストレスを低下させる「セルフタッチ」と「見知らぬ人との抱擁」がストレスを低下させてくれるストレスを感じたときは両手で自分を抱きし…
参考文献
Receiving a hug or engaging in self-soothing touch reduces cortisol levels following a stressful experience
https://www.psypost.org/2021/11/receiving-a-hug-or-engaging-in-self-soothing-touch-reduces-cortisol-levels-following-a-stressful-experience-62168
元論文
Self-soothing touch and being hugged reduce cortisol responses to stress: A randomized controlled trial on stress, physical touch, and social identity
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666497621000655#!