ビットコインを法定通貨に採用するエルサルヴァドル。その戦略は奇策か福音か

中米のエルサルヴァドルの議会が2021年6月、ビットコインを法定通貨として採用する法案を可決した。大統領である39歳のナジブ・ブケレのアイデアは世界中のビットコイン支持者たちに熱狂を巻き起こしたが、これは果たして「政治的なショー」であり奇策にすぎないのか。それとも、ほかの国々の先駆けとなり、銀行口座をもたない多くのエルサルヴァドル国民にとっての福音になるのか。