ゲームストリーミング業界を変えつつある障害のあるストリーマーたち

身体に障害のあるゲーマーたちは、大企業が自分たちの存在に気づいてくれるのを待ってはいない。TwitchやFacebook Gamingなどのストリーミングサイトにおいてコミュニティを築き、自分たちがゲームをする際に経験しがちな困難を開発者や健常者に知ってもらうことで、誰もがアクセスしやすいインクルーシヴなゲームプレイ環境を整えようと、自らストリーマーとして発信しているのだ。ゲーム・アクセシビリティのイノヴェイターたちにインタヴューした。

米企業内で進むVR研修は、人種差別を是正しインクルーシヴな職場環境を構築できるか

パンデミックやオリンピックによって改めて浮き彫りになった根深い人種差別や偏見。ジョージ・フロイド事件とBLM運動、それにアジア系へのヘイトクライムが起こった米国では、従来の「ダイバーシティ」や「インクルージョン」をお題目とした社内研修から一歩進め、ヴァーチャルリアリティ(VR)を利用して人種間の理解を育もうとしている。しかし、インクルーシヴな職場環境の構築には、それだけでは不充分かもしれない。

ウォーゲームの世界にはなぜ女性がほとんどいないのか?

未曾有のブームの真っ只中にあるボードゲームやテーブルトップRPGのゲーマーがミレニアル世代やX世代に拡がる一方で、ミニチュア・ウォーゲームのジャンルはいまだに時代遅れの女性蔑視的な空気が根強く残り、女性プレイヤーはわずか数%だ。多様な人々が興味をもち、もっと活躍してしかるべき趣味の世界になかなか入ることを許されない現状を変えるには、女性や性的マイノリティ、あるいは子どもや初心者にも居場所をつくるべきだ。