UNIXができた頃のコンピューター事情

UNIXができたころのことを話そうとするとその頃のコンピューター事情が今とだいぶ違うのでなかなか話が伝わりません。そこでそのころ(1970年ごろ)のコンピューター事情について、正確性はちょっと置いておいて、分かりやすいようにざっくりと説明したいと思います。 アポロ11号の月面着陸が1969年なのでその辺りの映画…

じゅじゅ on Twitter: “プログラミング、データサイエンス・統計学関連はネット上にで超優良なテキストが”無料”で公開されており、本当に良い時代。。 本ツイートに各テキストへのリンクもぶらさげておきます。 https://t.co/zSLyLEyQSL”

プログラミング、データサイエンス・統計学関連はネット上にで超優良なテキストが"無料"で公開されており、本当に良い時代。。 本ツイートに各テキストへのリンクもぶらさげておきます。 https://t.co/zSLyLEyQSL

HTTPS の採用を増やすために

この記事は Google Chrome チーム、Shweta Panditrao、Devon O’Brien、Emily Stark による Chromium Blog の記事 “Increasing HTTPS adoption” を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

ブラウザが(HTTP でなく)HTTPS でウェブサイトに接続すると、ネットワーク上の盗聴者や攻撃者は、その接続で共有されるデータ(個人情報やそのページ自体など)を傍受したり改変したりできなくなります。ウェブのエコシステムにとって、このレベルのプライバシーとセキュリティは不可欠です。そのため、Chrome では HTTPS のサポートを広げるための取り組み継続しています
ありがたいことに、HTTPS の採用はここ数年で大幅に増加しています。また、ほとんどのオペレーティング システムで、Chrome が読み込むページの 90% 以上が HTTPS になっています。しかし、HTTPS をウェブの優先プロトコルにし、HTTPS をサポートしていない残りのウェブでユーザーの保護を強化するために、まだできることがあります。そこで今回は、この領域での今後の作業についてお知らせします。

HTTPS ファーストの世界をオプトインする

M94 以降の Chrome は HTTPS ファースト モードを提供します。このモードでは、すべてのページ読み込みが HTTPS にアップグレードされ、HTTPS をサポートしないサイトを読み込む際には、ページ全体に警告が表示されます。このモードを有効にすると、可能な場合には常に HTTPS でサイトに接続し、HTTP でサイトに接続する前には警告が表示されることが保証されます。エコシステムからのフィードバックに基づき、将来的には、すべてのユーザーで HTTPS ファースト モードをデフォルトにする予定です。Mozilla も、将来的に Firefox のウェブ ブラウジングを HTTPS 専用モードにする予定であることを発表しました。

鍵アイコンの実験

HTTPS ファーストの未来に向かうにあたり、ブラウザがサイトを HTTPS で読み込んでいることを示すために使われることが多い鍵アイコンの再検討も行っています。とりわけ、Google の調査によると、実際に安全なのは接続のみであるにもかかわらず、ユーザーはこのアイコンを信頼できるサイトとみなすことがわかっています。最近の調査では、鍵アイコンの意味を正しく認識できたのは、回答者の 11% だけでした。Chrome の M93 では、この混乱を減らすための試みとして、アドレスバーの鍵アイコンをこれまでよりも中立的なページ情報の入口に置き換える実験をする予定です(下の例を参照)。この実験により、重要なプライバシーとセキュリティの情報や、ページ情報で提供されるコントロール(サイトのパーミッションなど)が見つけやすくなることを期待しています。重要なのは、HTTPS がサポートされていないサイトで「保護されていない通信」のインジケーターが表示される点は変わらないことです。また、この実験には、オプトアウトを希望する組織のためのエンタープライズ ポリシーも含まれています。いずれの場合も、全面的にリリースを行う場合は、事前にお知らせします。

HTTP ウェブのユーザーを保護する

今後のバージョンの Chrome でユーザーが HTTPS ファースト モードを採用することを楽しみにしていますが、その一方で、Chrome の HTTP 接続のサポートを継続し、安全でない接続を使用しているときに常にユーザーを保護して通知をするための追加策を実施します。新機能を安全なオリジンに限る安全でないオリジンで充実した機能を使えなくするといったこれまでの取り組みの続きとして、ウェブ プラットフォームのさまざまな機能を評価して HTTP ウェブページで制限すべきかどうかを判断する作業に着手する予定です。

ユーザーに最大限のセキュリティ強化を提供する変更に注力できるように、この領域で今後優先する作業は、以下の原則に従って判断します。

  • 安全でない接続を利用するサイトを、信頼するかどうか判断する際の情報提供を強化する
  • 安全でない接続では、サイトでセキュリティ ポリシーをオプトアウトできないように制限する
  • 安全でない接続で提供されたサイトのコンテンツを Chrome が保存する方法や期間を制限する

この原則に基づく行動予定の詳しい説明や、影響を受ける機能リストの改訂版は、Chromium Wiki で管理されています。また、今年中にさらに詳しい情報をお伝えする予定です。

Reviewed by Eiji Kitamura – Developer Relations Team<!—->