日本の未来はアフリカにある ── そう語るのは、バイオ燃料事業によってモザンビークの無電化村に電気をもたらした合田真だ。合田の事業は多岐に渡り、金融分野では現金社会に電子マネーをもち込み銀行システムを導入。さらに日本の農協をモデルにした仕組みを構築しようとしている。彼が立ち上げた日本植物燃料はバイオ燃料の企業でありながら、なぜこうした取り組みを加速させているのか。その先に描く未来を訊いた。
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ついに動き出した政府と残る謎:ペンタゴンはUFOの存在にいかにして向き合ったか (4)
2004年に米西海岸沖でパイロットがUAP(未確認空中現象)を目撃した「ニミッツの遭遇」が17年暮れに映像と共に『ニューヨークタイムズ』で記事になると、もはやペンタゴンのUAP関連のプロジェクトは「公然の秘密」となった。軍は公式にガイドラインを改定し、上院軍事委員会が正式に調査を求めたことで、ついに米国家情報長官室がUAPの調査報告書を公開するに至ったのだ。科学者やUFO研究者たちとペンタゴンとの半世紀におよぶ駆け引きに迫ったシリーズ最終回。
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「長期思考」と「滅びの美学」 ゲスト:石川善樹(予防医学博士)[音声配信]
「来年はいかなる“問い”に挑み、解題したいと考えていますか……?」そんな問いかけを予防医学博士・石川善樹に投げかけたところ、即座に挙がってきたのが「長期思考」と「滅びの美学」というキーワードだった。このふたつの視点を調和させることが「経済成長」に代わる新たな概念を見出す鍵になるはずだと考える石川をゲストに迎え、この稀代の知性による鮮やかなる「直観・大局観・論理」の手さばきをお届けする。
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Blenderの魅力を実感! 〜日本最大級のモーショングラフィックスイベント「モーションモンスター」レポート – 特集
「Vook(ヴック)」が主催する4日間に渡るオンラインイベント「モーションモンスター」。本稿では6月11日(金)に行われたTaka Tachibana氏によるセッション「ここが凄いぞBlender!Vookのビジョン映像でBlenderつかってみた」の様子をレポートする。
UFO懐疑論者と不都合な事実:ペンタゴンはUFOの存在にいかにして向き合ったか (3)
おびただしい数の目撃情報をめぐって、科学者やUFO研究者とデバンカー(暴き屋)たちとの攻防が激しさを増すなか、調査研究ジャーナリストのレスリー・キーンが「UFO研究の金字塔」と言われる著書を刊行すると、「政府が保持している情報を公表していない」という機運が高まり、やがて政府や上院議員、そして国防総省(ペンタゴン)をも巻き込んだ駆け引きへと発展する。米国家情報長官室がこのほどついに公開した未確認空中現象(UAP)の調査報告書までの長い道のりに追ったシリ…
「コンヴィヴィアル・テクノロジー」入門:「ちょうどいい道具」とは何か? ゲスト:緒方壽人(Takram デザインエンジニア)[音声配信]
行き過ぎた現代のテクノロジーを「ちょうどいい道具」として再び取り戻すことはいかにして可能だろうか──。思想家イヴァン・イリイチが提唱した概念「コンヴィヴィアリティ(自立共生)」を足がかりに、これからの人間とテクノロジーのあり方を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー』を上梓した緒方壽人。『WIRED』の通奏低音でもあり続けた「人間とテクノロジーが共に生きる社会」の実装へのヒントを緒方に訊いた。
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おびただしい数の目撃情報をめぐる攻防:ペンタゴンはUFOの存在にいかにして向き合ったか (2)
米国家情報長官室がこのほどついに、未確認空中現象(UAP)の調査報告書を公開した。そもそもUFOの「現代史」は1947年に目撃された「空飛ぶ円盤」から始まった。冷戦構造のパラノイアと政府の妨害主義、科学と非科学の境界線で、度重なる目撃情報はいかに取り上げられ(無視され)、調査され、忘却の彼方へと葬りさられたのか。科学者やUFO研究者たちとペンタゴンとの半世紀におよぶ駆け引きに迫ったシリーズの第2回。
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SFは、「ネイバーフッド」をいかに記述できるのか? ゲスト:吉上亮(SF作家)[音声配信]
緊急事態宣言下で管理的にできあがった真っ暗な東京と、そのカウンター的存在である白夜の東京──雑誌『WIRED』日本版VOL.41にてジュブナイルSF「白夜境」を寄稿した吉上亮は、『生存賭博』『泥の銃弾』といった著書や「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズのノヴェライズでも知られる気鋭のSF作家だ。彼が「白夜境」に込めた想いや執筆する上で見えてきた東京の姿、さらにSFの現在地と今後の展望を訊いた。
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