次なる世界的パンデミックが拡がりつつある(ただしブタの間で)

世界のブタの45%は中国に生息している。その中国に2018年に到達したアフリカ豚熱によって、この1年間で4,300万頭以上のブタが死亡あるいは殺処分されたという。いまや米大陸にも拡がったこの感染症に対するワクチン開発は、全世界におけるバイオセキュリティと食糧供給の行方を左右することになる。

万能コロナウイルスワクチンの開発レースが始まっている

オミクロン株による感染が急速に拡大し、各国が3回目のブースター接種を急ぐなか、万能コロナウイルスワクチンの開発競争が始まっている。インフルエンザへの万能ワクチンよりは実現可能性が高いとされる一方で、次々と変異を繰り返すコロナウイルスの全系統に対するアプローチはまだ概念実証の段階であり、その道のりは長い。「万能ワクチン」という人類の夢ははたして実現されるのか?

「オミクロン株」についてわかっていることは? 追加接種はどのくらい持続する?:新型コロナウイルスと世界のいま(11月)

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が見つかり、各国が渡航規制や追加接種に急いだ11月。一方で、メルクやファイザーの「飲む治療薬」の効果に関する新たな研究結果や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の平均寿命への影響に関する調査結果なども発表された。これらの最新情報と共に、この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを振り返る。

初の「飲むコロナ治療薬」の効果は? 広まる変異株「デルタプラス」の感染力は?:新型コロナウイルスと世界のいま(10月)

世界の多くの国が新型コロナウイルスと共に生きる「ウィズコロナ」戦略へと舵を切った10月。初の「飲むコロナ治療薬」や英国で広まっている変異株に関する新たな情報も明らかになった。これらの最新情報と共に、この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを振り返る。