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がっつり解説しよう!
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年末年始の長期休暇で、ボリュームのある科学の解説をじっくり読んでみたいという人向けに、今回は2021年に人気のあったガッツリ読める科学解説記事を5本紹介。

頭の体操にもなりそうな、知的好奇心を刺激するお話で、充実した年末年始を過ごしてください。

目次

  • 2021年ガッツリ読める科学解説記事 BEST5

2021年ガッツリ読める科学解説記事 BEST5

第5位 宇宙を膨張させる未知のエネルギー「ダークエネルギー」

宇宙を満たすダークエネルギーの正体とは?
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宇宙論を聞いていると、たまに「ダークエネルギー(暗黒エネルギー)」という単語が登場します。

その言葉を聞いて暗黒物質(ダークマター)の別名だと思った人、鎮まれ俺の右腕と思った人、フォースの暗黒面だと思った人、いろいろいるがもしれませんが、それらはすべて間違いです。

ダークエネルギーとは、宇宙を膨張させる未知のエネルギーのことを指しており、その力の意味するところは負の引力です。

興味は湧くけど理解するのが難しい天文用語「ダークエネルギー」について、解説していきます。

宇宙を膨張させる未知のエネルギー「ダークエネルギー」とは何かわかりやすく解説

第4位 宇宙の距離の測り方

宇宙への興味は尽きない。
Credit:ESA/Hubble & NASA, A. Filippenko

新しい天体が発見されたというニュースでは、必ず地球から○○光年とその天体との距離について触れられます。

しかし、望遠鏡に届く遠い星の光だけで、天文学者たちは一体どうやってその距離を測っているのでしょうか?

ちょっと難しいかもしれない、天体と地球との距離測定の方法を歴史にそって説明します。

星までの距離の測り方って知っていますか?

第3位 紀元前の哲学者が太陽までの距離を測定した方法

ベルナルド・ストロッツィ作。「アレクサンドリアで教授するエラトステネシス」(1635)
Credit:en.wikipedia

私たちは現在、太陽や月のサイズと、そこまでの距離を正しく知っています。

しかし、それはNASAとかが言っているから知っているだけであって、自分で調べたわけではありません。

では人類で一番最初に太陽の距離やサイズを知った人たちは、一体どのようにしてその事実を突き止めたのでしょうか?

紀元前の古代ギリシャの哲学者たちは、これを簡単な道具と肉眼、自らの頭脳だけで明らかにしました

その驚きの方法とは?

太陽までの距離は紀元前に測定されていた! 必要なのは1本の棒と偉大な頭脳

 

第2位 重いものと軽いものがどうして同時に落下するのか? 重力の不思議

2次平面を使って重力を説明する時、なぜか3次元空間で働く重力の存在が必要になってしまう。
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みなさんは重いものと軽いものが落ちる速度同じという話を不思議に思ったことはないでしょうか?

直感的に同意し難いこの問題の真の意味は、学校の授業で習った「重さ」と「質量」という同じ値なのに何故か別々に区別して使われる用語の中に隠されています。

この2つは何が違うのでしょうか?

身近だけどよくわからない重力の不思議を解説します。

「重力はどうして最弱なのか?」「重いものと軽いものが同時に落ちる?」重力の性質は謎ばかり

第1位 「フェルマーの最終定理」解決の裏に潜む数学ドラマ

ピエール・ド・フェルマーの肖像。
Credit:canva

「フェルマーの最終定理」は数学に興味があってもなくても一度は耳にしたことがあるでしょう。

この問題は1995年にイギリス生まれの数学者アンドリュー・ワイルズによって証明され最終的な解決を迎えましたが、その裏には数世紀に渡る、数々の数学者たちのドラマが潜んでいます。

実はワイルズは直接「フェルマーの最終定理」を証明したわけではなく、この問題とはまるで無関係に見える、ある日本人数学者の「予想」を証明することで、長年の問題に終止符を打ったのです

ここでは「フェルマーの最終定理」が解かれれるまでのいきさつを、前後編に分けて解説します。

「フェルマーの最終定理」解決の裏に潜む数学ドラマ【前編】

「フェルマーの最終定理」解決の裏に潜む数学ドラマ【後編】

 

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