<「安全・安心」とは何だったのか。IOCは「上から目線」だったが、政府はそれを事実上支持した。五輪関係者向けに厳しいルールを定めたが、非現実的で、ほとんどチェックされなかった。今大会はいわば「ヒュブリス五輪」だった> いったい何回、聞かされたのか。「安全・安心な大会」と。 2020年3月に東京五輪・パラリンピックの延期が決まってから大会組織委員会の全ての記者会見で、1時間に少なくとも10回は耳にした。スローガンのようになっていた。 「安全・安心」とは何か? と私は何度も責任者に尋ねたが、確かな答えを…
ワクチン耐性を持つかもしれないミュー株、全米49州で確認
<まだ感染全体に占める比率は少ないが、現在99%を占めるデルタ株も最初はそうだった> 新型コロナウイルスの変異株の一種で、ワクチンの効果が減少する可能性があるとされているミュー株が全米に広がっている。感染事例がまだないのはネブラスカ州だけだ。 1月に南米コロンビアで新たな変異株として特定されて以来、ミュー株は、アメリカを含む41の国々に拡散した。感染確認件数のうちミュー株が占める割合はまだ1%未満だが、感染力が高く、ワクチンや自然免疫の効果を減少させる可能性もあることから、保健当局はこの変異株の動向…
東南アジアで新型コロナ感染がピークアウトの兆し
<厳格な行動規制が奏功しつつある東南アジア。国によるバラつきも含めて現状を解説する> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年8月26日付)からの転載です。 1――新型コロナ感染がピークアウトの兆し 新規感染者数の推移新型コロナウイルス感染症は昨年、欧米諸国で猛威を奮ったのに対し、東南アジアでは比較的感染拡大が抑え込まれていた。しかし、今年に入ると、東南アジアでも新型コロナウイルスの感染状況が悪化し始め、6月中旬から感染ペースが加速した。ASEAN加盟全10カ国の1日あたりの新規感染者数…
イベルメクチンの売り上げが米で24倍に、コロナ治療のつもりが救急治療室が満杯に
<アメリカでは家畜用の寄生虫駆除薬であるイベルメクチンをコロナ治療薬として勝手に服用し、具合が悪くなって救急車で運び込まれる患者が急増> 米オクラホマ州郊外のある医師によれば、馬用の寄生虫駆除薬に使われるイベルメクチンを新型コロナウイルス感染症の治療薬として過剰摂取した人々が、地元の病院の救急処置室を埋め尽くしているという。 同州東部と南部の複数の救急処置室に勤務しているジェイソン・マクエリエ医師は、地元テレビ局KFOR-TVに対して、「この薬の服用にあたって医師の処方が必要なのには理由がある。場合…
会社にワクチン接種を強制されてもいい? 米調査では意見が真っ二つに
<ワクチンを接種すべきと考えるか、効能や副反応への疑念から拒否するか。アメリカでは義務化について意見が真っ二つに割れている> 新型コロナウイルスの終息の兆しがまだまだ見えないなか、ワクチン接種や職場復帰の在り方は意見が割れる問題だ。アメリカでは、雇用主が(医療上の理由がある場合を除いて)従業員にワクチン接種を義務付けるよう、米政府が推奨すべきかとの問いをめぐって、世論が真っ二つに分かれている。 分断の背景にあるのは、ワクチンに対する考え方や政治的立場だ。米カイザー家族財団が8月上旬に発表した調査結果…
ワクチンのブースター接種はまだ検討しなくてよい──米感染症専門家
<新型コロナウイルスワクチン3回目の追加接種は、予防効果を高めると期待されているが、今はまだ推奨されていない> 新型コロナウイルスの変異株拡大に伴い、ワクチン接種を済ませた人たちの間にも不安が広がっている。新型コロナウイルスワクチンの有効性を高めるとされる「3回目」のブースターショット(追加接種)について、微生物学・感染症の専門家である筆者が解説する。 ■ブースターショットとは? ある病気に対するワクチンの予防効果を維持するために行う追加のワクチン接種のこと。免疫力は時間とともに低下するので、多くの…
阪急うめだ本店/地下1階食品売場の営業再開
エイチ・ツー・オーリテイリングと阪急阪神百貨店は8月27日、「阪急うめだ本店」地下1階食品売場の営業を再開する。 阪急阪神百貨店が運営する「阪急うめだ本店」は、新型コロナウイルスのクラスター発生に伴い、8月17日から地下 […]
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コロナ禍のレジ待ち/並ぶのを諦める「行列長い」57%「社会的距離気になる」65%
アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは8月25日、コロナ禍における行列に関する意識調査の結果を発表した。 20代〜60代の一般生活者の男女1000人と、小売店でのレジ業務担当者300人を対象に行ったもの。 調査に […]
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ワクチン3回目接種で高齢者の感染予防効果4倍に WHOは猛反対
<7月末から高齢者向けに3回目のブースター接種を行ってきたイスラエル保健省の発表だ。これで3回目のワクチン需要がますます増えそうだが> イスラエル保健省は8月22日、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの3回目(ブースター)接種を行うと、接種回数が2回だけの人と比べて、高齢者では感染や重症化を防ぐ効果が著しく高まるとする新たなデータを明らかにした。 今回のデータでは、60歳以上の人については、ブースター接種を受けてから10日が経った時点で、2回接種の人と比べて感染予防効果が少なくとも4倍にまで上…
国立感染症研究所/百貨店・SCなどの事業者・従業員に感染防止対策提案
国立感染症研究所実地疫学研究センターは8月19日、百貨店・ショッピングセンターなど大型商業施設の事業者、従業員、産業保健スタッフへの提案を発表した。 7月下旬以降、百貨店・ショッピングセンターなどの大型商業誌施設従業員に […]
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