【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 – 明晰夢工房

荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書) 作者:伊藤俊一 中央公論新社 Amazon 学問とは本来面白いもの、ということがこの本を読むとよくわかる。本書『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』は、荘園という一見地味で硬いテーマを扱っているが、その中身はといえば古代から中世末期にいたるまでのダイナミック…

小山高生 on Twitter: “1986年1月、『ドラゴンボール』の第1話のアフレコに臨んだ野沢雅子さんの心中は複雑だった。もちろん、新しいキャラクターを演じる高揚感に溢れていたのだが、ひとつのわだかまりがあったからだ。 前年の10月から開始した『ゲゲゲの鬼太郎… https://t.co/1SQKWGze2Y”

1986年1月、『ドラゴンボール』の第1話のアフレコに臨んだ野沢雅子さんの心中は複雑だった。もちろん、新しいキャラクターを演じる高揚感に溢れていたのだが、ひとつのわだかまりがあったからだ。 前年の10月から開始した『ゲゲゲの鬼太郎… https://t.co/1SQKWGze2Y

明治32年にホームズが邦訳されたとき、『赤毛連盟』は『禿頭倶楽部』というタイトルだった

万城目学 @maqime 昨日のBSホームズは「赤毛連盟」。ホームズが銀行の地下で待機中にモリアーティの名前を突然口に出し、変だなと思ったらドラマ版の脚色でした。今回は断然小説のほうがよくて映像だとあの奇妙な味わいが薄れ気味。ただ赤毛連盟の募集シーンで、ビルの階段を赤毛男たちが埋め尽くすのは迫力ありました。…

【書評】桑畑がナンパスポット、市場では受刑者の悲鳴……見てきたように秦漢時代の生活を描く『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで』 – 明晰夢工房

古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで (中公新書) 作者:柿沼陽平 中央公論新社 Amazon こんなに秦漢時代の生活がくわしくわかる本はほかにない。当時の人間になりきり、午前五時頃から時間帯ごとに古代中国の民衆の生活を追っていく内容なのだが、扱う対象が幅広く、庶民の服装や食生活などから市場や盛り場…

沖縄の酒税軽減廃止を議論へ 半世紀の歴史、泡盛業界は「段階的に」:朝日新聞デジタル

半世紀にわたって続いてきた沖縄県産酒類への税の軽減措置について、月内に本格始動する今年の与党税制調査会が廃止に向けた議論をスタートさせる。これまでも廃止の議論は何度もあったが、今回は即時廃止を恐れる泡盛業界が自ら「段階的廃止」を提言しており、いつもとは雰囲気が異なる。結論は12月10日ごろまでに出る…

>少なくとも言語学の側面からは非常にうさんくさい。 言語学の面から考慮..

>少なくとも言語学の側面からは非常にうさんくさい。 言語学の面から考慮すると、トランスユーラシア大語族を証明するには弱いというのは否定できない。 そもそも3500年前の文字しか残っていない東アジアで9000年前の言語を解明するのは言語学的にほぼ不可能。 しかし本論文は言語学だけではなく、分子生物学と考古学の…

2千年の歴史感じる旅 チュニジアのウドナ遺跡へようこそ

チュニジアの首都チュニス近郊にあるウドナ遺跡(2021年10月14日撮影)。(c)FETHI BELAID / AFP 【11月21日 AFP】チュニジアの首都チュニス近郊にあるウドナ(Oudhna)遺跡。初代ローマ皇帝アウグストゥス(Augustus、在位紀元前27年~紀元後14年)の時代に建設された。 ウドナは、古代ローマ人の支配を受けたベルベル人…

「日本語の原郷」についての論文を読んでみた

歴史言語学についてはまったくの素人だけど、最近話題になった「日本語の原郷は「中国東北部の農耕民」 国際研究チームが発表 | 毎日新聞」(はてブ)っていう記事の元になったロベーツらの論文(Robbeets et al. 2021)を読んでみたよ! 結論うさんくさい 前提知識共通の祖先を持つことが証明された言語の集団を「語族…

「辺境伯」がめちゃめ冷遇されてる話をよく見るが、国の端=not重要は島国的発想で普通は国境守だから重鎮だったりする

かいり@C99-30日東3Y32a @kairi_asa なろうとかの異世界系で「辺境伯」がめちゃめちゃ冷遇されてる話をよく見るからずっと「?????????????」ってなってたんですけど、もしかして辺境の地=国の端=not重要って、思って……らっしゃる…?? ………それ島国だけ!!!!!!! 普通は国境守だから重鎮!!!!!!…

ユヴァル・ノア・ハラリ「社会が信じるキャッチーな物語には敵が必要だ。でも、気候変動には敵がいなかった」 | 「2%」が私たちの運命を変える

「皆が同じ物語を信じることができれば、規範に従って大規模な範囲で協力し合うことができる」と、物語の重要性を説いてきたユヴァル・ノア・ハラリ。だが、彼は多くの人が気候変動の「物語」を信じているにもかかわらず、遅々として世界規模の対策が進まない理由に“敵”の不在を挙げる。 イスラエル人歴史学者で哲学者の…