Race to the bottom: the disastrous blindfolded rush to mine the deep sea

One of the largest mining operations ever seen on Earth aims to despoil an ocean we are only barely beginning to understandA short bureaucratic note from a brutally degraded microstate in the South Pacific to a little-known institution in the Caribbean…

人類は深海に何があるかもわかっていないのに、もう破壊しようとしている

深海には陸地の6倍のコバルト、3倍のニッケル、4倍のレアアース金属イットリウムが含まれている。いまや現実問題として、風力タービン、電気自動車、ソーラーパネル、蓄電用バッテリーといったクリーンエネルギーへの転換には地球から何十億トンものこうした金属を採掘しなければならない一方で、レアメタルの採掘場として注目される深海の特殊な環境や想像以上に豊かな生物種については研究が始まったばかりだ。 環境ジャーナリスト、エリザベス・コルバートからのレポート。

EVバッテリーに必要な希少金属として注目の深海鉱物資源。だが環境へのインパクトは無視できない

環境に優しい輸送手段とされる電気自動車(EV)への移行には大量の希少金属が必要となる。児童労働や環境汚染などの問題を起こしている現状の調達先の代替として注目されるのが深海鉱物資源だ。数々の民間鉱業企業が探査に乗り出すなか、その深海生態系への影響はいまだ科学的に調査中だ。BMWやボルボは環境に配慮し海底採鉱による金属を使用したEVバッテリーを使用しないといち早く決めるなど、対応が分かれる深海鉱物資源の最前線。