パーパスを起点にNatureは、いかなる未来を描くのか

企業の活動が、人間中心から地球中心へとシフトしていく2020年代。それは利益至上主義から、環境、サステイナビリティを配慮した経営への変革が求められていると言い換えられる。気候変動の危機が差し迫るなか、クリーンテックのスタートアップNatureは、いかなるパーパスをもって社会を変革しようとしているのか。ビジネスデザイナーの岩嵜博論とNature代表の塩出晴海が語り合う。

マルチスピーシーズ人類学が暗示する「この先デザインが思考していくべき領域」とは?:奥野克巳×ソニーデザイン

多岐にわたる領域でのデザイン活動が今後ますます求められているソニーグループ クリエイティブセンター。これからも先進的で、斬新で、アメイジングなアウトプットを出し続けていくべくSci-Fiプロトタイピングを導入した彼らは、さらに考察を進め、「4つのキーワード」を導き出した。そのひとつである「マルチスピーシーズ」への理解を深めるべく、マルチスピーシーズ人類学を専門にする文化人類学者・奥野克巳のもとを訪ねた。

信頼のネットワークから生まれる新たなネイバーフッドへの道標:有山俊朗(富士通ソーシャルデザイン事業本部長)×山崎亮

オンラインイヴェント「WIRED CONFERENCE 2021 FUTURE:re-generative」の初日、「人のつながりから考える、CITYの『これまで』と『これから』」と題したセッションでは、富士通ソーシャルデザイン事業本部長有山俊朗と、コミュニティデザイナーの山崎亮が登壇した。コロナ禍によって変化した「つながり」を起点にいかに信頼関係を築いていくか、多くのヒントが導き出された本セッションの全貌をレポートする。

ザ・ノース・フェイスの創業者と考える、人と自然の「共生」を促すテクノロジーとデザインのあり方:ケネス・“ハップ”・クロップ×渡辺貴生

さまざまなテクノロジーが高度化し、その構成要素のブラックボックス化が加速している今日、人間が培ってきた「道具との付き合い方」、とりわけ「人と自然の共生を促すための道具」はどのようにアップデートしていけるのだろうか。そんなWIRED編集部からの問いかけに対し、ザ・ノース・フェイスの創業者ケネス・“ハップ”・クロップと、ザ・ノース・フェイスの国内商標権をもつゴールドウインの社長・渡辺貴生が、バックミンスター・フラー、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、カート…

MADE IN JAPANが世界で再び輝くために:AmazonとJETRO、中小企業の“越境EC”支援を開始

「DXを通じて日本のビジネスを加速する」をテーマにアマゾンジャパンが中小企業やEC事業者向けにAmazon最大のECイヴェントを実施。2日間にわたって物流オペレーションやブランディングなどに関する講演の模様が配信された。なかでも熱量を感じたのは、越境ECへの支援策だ。EC界の“先駆者”がいま新たに果たそうとする役割とその意気込みをレポートする。

ジョン・ボイエガ、ファッションの未来を語る:連載「New Moves」(2)

これからのファッション業界は地球環境と真正面から向き合い、サステイナブルであることが求められる。こうしたなか連載「New Moves」では、ファッション業界においてサステイナビリティに対するアプローチを変えるべく活動している人々に迫っていく。第2回は、俳優でプロデューサーでもあるジョン・ボイエガに、消費者として未来を意識することや、サステイナビリティに配慮したH&Mの新コレクションなどについて訊いた。

やりたいことの実現をあと押しするPaidyが考える究極のデザイン思考とは

あと払いサーヴィス「ペイディ」の利用者数は660万人を超えた。「あと払い」になんとなく苦手意識をもつ人が多い日本でBNPL(Buy Now Pay Later)を定着させるために研究され尽くしたUX/UI。BNPLの基本からPaidyのデザイン思考まで、株式会社PaidyのCMO コバリ・クレチマーリ・シルビアに訊いた。

人類はいかに「火」と向き合うべきか:文化庁メディア芸術祭アート部門大賞『縛られたプロメテウス』小泉明郎・武藤将胤インタヴュー

第24回文化庁メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞したのは、小泉明郎による『縛られたプロメテウス』。ギリシャ悲劇の『縛られたプロメテウス』をモチーフに、テクノロジーと人間社会の緊張関係をVRを使って描き出すメディアパフォーマンスだ。テクノロジーと生命の間で苦悩する「現代のプロメテウス」を演じるのは、難病の啓発活動を精力的に行なうALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の武藤将胤。演劇・VR・美術作品を融合させた本作はいかにして生まれ、昨今のテクノロジーに対す…

“媒介者”たるスペシャリストが提示する新たなコンサルティングの可能性

2020年代において企業はパーパス(存在意義)が強く求められている。それはコンシューマービジネスだけなく、コンサルティングビジネスも例外ではない。いかに社会に価値を生み出せるのか──。Deloitte Digitalはスペシャリストと共に新たなコンサルティング像を模索する。

いまこそ大企業は、オルタナティヴな価値観や未来の倫理に向き合う必要がある:長谷川愛×ソニーデザイン

約2週間にわたって開催されたGinza Sony Parkでの展示『ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping』が無事閉幕した。展示されたのは、発足から60周年を迎えたソニーグループ(以下ソニー […]