<「傷はいずれも小型船舶によるものだった」という> 米東部マサチューセッツ州沖で船舶とアカウミガメの衝突が多発している。 7月だけでも、ハーウィッチ、ウェストファルマス、ポカセット、シチュエート、そしてグーズベリー島で5匹のアカウミガメの死骸が発見された。ウェルフリートベイ野生生物保護区を管理するマサチューセッツ・オーデュボン協会は、ボートに乗る人たちに水上での注意を喚起している。 「もしもあなたがボート利用者であったり、そのような人を知っていたら、ウミガメに注意するように伝えてほしい。この数週間で…
株価の日米格差は縮小へ ワニの口は年内に閉じる
<年末にかけて、アメリカ株が軟調に推移する一方、日本株は底堅い展開が予想されるのはなぜか> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年8月02日付)からの転載です。 1――株価の日米格差が拡大 株価の日米格差が拡大している。日経平均株価は2月に一時3万円を回復したものの、その後は軟調な展開で7月末には2万7,300円割れとなった。一方、NYダウは順調に上昇を続け、7月23日には史上初となる終値で3万5000ドルを突破した。 ワニが口を開けたように株価の明暗が分かれたのは、コロナ禍で打撃を受…
東アジアでも日本の気温上昇が顕著──グリーンピース報告
<「グリーンピース・イースト・アジア」によると、東アジアで夏の到来が最も早まった都市は札幌だという> 東アジアの57都市のうち8割以上で、20年前と比べて夏の到来が早まっており、中でも札幌市は、調査対象となった都市の中で最もこの傾向が顕著であることが、グリーンピース・イースト・アジアがこのほど発表した報告書で明らかになった。 東京では20年で約11日夏が早まった 報告書は、国際環境保護団体グリーンピースの東アジア支部「グリーンピース・イースト・アジア」がまとめたもの。日本(21都市)、中国(28都市…
世界のオリンピック選手支えた「Kaatsu(加圧)」トレーニング 寺での正座の痺れに着想
<仏事での脚の痺れから誕生した加圧トレーニングが、アメリカやイスラエルなど各地で流行している> 8日に閉幕した東京オリンピックは、メダルラッシュをもたらした日本勢も含め、各国のアスリートたちが熱戦を繰り広げ記録とドラマを残した。花形の陸上では、進化したトラックによる好記録も話題だ。一方で競技全般に目を向ければ、選手たちの鍛錬を支えてきたもののひとつに、日本生まれのトレーニング法がある。昨今海外でもプロアスリートたちが取り入れはじめている、Kaatsu(加圧)トレーニングだ。 スポーツ界には、特定のト…
NASAが火星生活の模擬実験の参加者を募集
<1年間にわたって仮想火星居住環境で活動を行う「乗組員」に求められる資質は> 米NASAが、火星での生活を想定した1年間の模擬実験に参加する希望者を募集している。 このミッションは、3回にわたるCHAPEA(乗組員の健康およびパフォーマンス探査研究)の第1弾で、開始は2022年秋を予定している。 各ミッションに参加する乗組員は4人。この4人が、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センター内にある仮想火星居住環境「マーズ・デューン・アルファ」で一緒に生活および活動を行う。ここは建設用3Dプリント専門…
性教育は妊娠・避妊だけじゃない。「性犯罪から身を守る方法」何歳からどうやって教える?
<家庭で性の知識を身につけることが必要だと、性教育サイト「命育」代表の宮原由紀氏。子どもたちはネットを性の教科書にしてしまっているし、性教育は防犯にもつながるからだ。年齢ごとに必要な知識と伝え方とは?> 「性教育を学校に丸投げしてはいけない」と、性教育サイト「命育」を主宰する宮原由紀氏は言う。 「学習指導要領」(平成29・30年改訂)によると、学校で教える性教育は、小学校4年生で思春期の体の変化を学び、5年生では男女に分かれて、体の悩みや生理用品など、より丁寧な指導を行うというもの。 学校は性教育に…
樹齢2500年のオリーブの巨木が消失、ギリシャ森林火災
<黙示録を思わせる大火が古代ギリシャからの生命の営みを焼き払う> 数日で数千人が自宅からの避難を余儀なくされ、現在も延焼中のギリシャの山火事で、エヴィア島に生えていた樹齢2500年の由緒あるオリーブの木が焼失した。 近くに住むアポストリス・パナギオトウは8月8日、ツイッター上に、火災前と火災後のオリーブの木を撮影した写真を投稿した。 今でも実をつけていたこのオリーブの木は、幹の直径に沿って10人が並べるほどの巨木だったと、ニュースサイト「グリーク・レポーター」は伝えている。 「ロヴィアのオリーブ林」…
北京早くも東京五輪を利用し「送夏迎冬」――北京冬季五輪につなげ!
中国が東京五輪を積極的に支持したのは、コロナが原因で不開催となると北京冬季五輪に影響するからだが、閉会式の日に北京は早速全世界に向けて「夏送迎冬」というメッセージを発信し、北京冬季五輪へといざなった。 突然スマホに「夏送迎冬」のメッセージ 日本時間の2021年8月8日夜10時00分、東京五輪の閉会式が終わろうとしていた頃、突然スマホに中国共産党が管轄する中央テレビ局(中央電視台)の「央視新聞客戸端(CCTVクライアント)」から「送夏迎冬!梦想接棒!180天后北京見」(夏を見送り冬を迎える!夢をつなげ…
独立時計師・菊野昌宏が腕時計に宿らせる、いにしえの時の流れ【世界が尊敬する日本人】
<世界に31人しかいない独立時計師アカデミー会員に日本人として初めて選ばれた時計職人が欧米人を驚かせたスゴ技とは> ※8月10日/17日号(8月3日発売)は「世界が尊敬する日本人100」特集。猪子寿之、吾峠呼世晴、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、阿古智子、小澤マリア、CHAI、市川海老蔵……。免疫学者からユーチューバーまで、コロナ禍に負けず輝きを放つ日本の天才・異才・奇才100人を取り上げています。 スイス北部の都市、バーゼル。この地では1917年から世界最大規模の時計見本市が開催されてき…
「生存報告」のためYouTubeを始めたら、フィリピンで国民的タレントになった日本人、Fumiyaの話
<現地の有名リアリティーショーに出演し、歌手デビューまで。26歳の「普通の」日本人男性がフィリピン人の心をつかんだ> ※8月10日/17日号(8月3日発売)は「世界が尊敬する日本人100」特集。猪子寿之、吾峠呼世晴、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、菊野昌宏、阿古智子、小澤マリア、市川海老蔵、CHAI……。免疫学者からユーチューバーまで、コロナ禍に負けず輝きを放つ日本の天才・異才・奇才100人を取り上げています。 フィリピンで知らぬ者はいない国民的タレントのFumiya。外出時にはボディーガ…