コロナ明けにはここに行きたい! トラベル専門家たちが選ぶ夢の旅先

<新型コロナで旅行ができなくなったのは旅の専門家も同じ。彼らの旅に対する考えにも大きな変化があったようだ> ワクチン接種が進んで、国境を越えた旅行がようやく再開され始めた。そうなると問題は、どこへ行くかだ。そこで9人のトラベル専門家に、コロナ後の夢の旅行先について尋ねてみた。 ===== 01. グレートベア・レインフォレスト(カナダ) KEN CANNING/GETTY IMAGES ノリー・キントス(トラベルジャーナリスト) ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー誌の編集にも携わるキントスはコ…

【モデルナCEO独占取材】mRNAワクチンはコロナだけでなく医療の在り方を変える

<驚異的な速さで新型コロナワクチン開発に成功したバイオベンチャー企業モデルナのCEOが語る、mRNAの可能性と癌治療の未来> ステファン・バンセルが「社員2号」として米モデルナに入社して10年、同社は新興企業から時価総額890億ドルの世界的企業に成長した。記録的な速さで開発された同社のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンは、6000万人近いアメリカ人に投与されている。バンセルは6月、本誌英語版の発行元ニューズウィーク社のデブ・プラガドCEOとズーム(Zoom)でテレビ会談を行い、今後…

「街路樹や庭木でも暑さ対策への効果が期待できる」との研究結果

<森林だけでなく、街路樹や庭木といった単木でも、一定の冷却効果があることが明らかとなった> 樹木の下では、樹冠の陰と葉の蒸散作用によって気温や地表面温度が下がる。2021年7月9日に学術雑誌「エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ」で発表された研究論文によると、森林だけでなく、街路樹や庭木といった単木でも、一定の冷却効果があることが明らかとなった。 街路樹や庭木といった単木でも、冷却効果があった 米アメリカン大学の研究チームは、2018年8月28日、夜明け前の5〜6時、午後14〜15時、夕方18〜1…

「メダル1位はアメリカ!?」中国で非難続出

<東京五輪でのメダルの「数え方」をめぐり、米中「場外戦」が勃発している> 東京オリンピックが終盤に差し掛かるなか、何かにつけて張り合うアメリカと中国もメダルラッシュに沸いている。こうしたなか、中国ではファンやコメンテーターがSNS上で、アメリカのメダルの「数え方」に文句をつけている。 米メディアはメダルの獲得総数で国別のランキングを報じているため、中国はアメリカよりも5つ多くの金メダルを獲得しているのに「2位」とされているからだ(日本時間8月5日16時15分現在、以下同)。 アメリカのランキング方式…

開会式で話題のピクトグラム、64年の東京大会で初採用 漢字文化だから生まれた必然性

<五輪として初の採用から57年を経て、再び東京から世界に話題を振りまいた> 1824台のドローンで描いた東京五輪のロゴマークがテクノロジーの象徴だったとすれば、パントマイムのパフォーマーたちが繰り広げたピクトグラムの再現劇は、アナログの力で笑顔を誘う力作だった。青白のツートンカラーの着ぐるみをまとった演者が、開会式のステージに登場。全50個の競技ピクトグラムをテンポよく再現すると、各国の選手団はキレの良い演技に見入った。 米ロサンゼルス・タイムズ紙はコロナ禍での開催を念頭に、「このような時勢を受け、…

移動を邪魔して怒りを買った男性が、野生ゾウに踏まれる決定的瞬間

<ネット上では、ゾウを刺激した群衆に非があるとの意見が多数派> 先月25日、インド北東部のアッサム州で男性がゾウに踏まれて死亡するという事件が発生した。 この事件の決定的瞬間を捉えた動画がソーシャルメディア上で広く拡散された。多くのコメントが、ゾウの群れを刺激した群衆に非があると指摘している。 地元紙アッサム・トリビューンによると、この事件はモロンギ茶園で起こった。インド森林局の職員であるパルビーン・カスワンは、「1人の人間が命を落とした。誰を責めたらいいのだろう」というコメントとともに映像をツイー…

ファイザーでもモデルナでも、最も早く受けられるのがベストなワクチンだ

<承認済みのワクチンはどれも有効。どれを接種するかで迷うのではなく、とにかく早く受けられるものを受けるのがベストだ> 新型コロナウイルスのワクチン接種が進むにつれ、「ベストなワクチンはどれ?」と聞かれるようになった。答えたいのはやまやまだが、答えはそう単純ではない。 まず最善の基準は何か、だ。重症化を防ぐ効果か、その人の住む地域に広がっている変異株への有効性か、その人の年齢に合ったものか。 さらに、百歩譲って最善のワクチンが分かったとして、それを受けられるとは限らない。各種ワクチンの供給体制が整うま…

7000人もの医療関係者を五輪に確保し、「国民の重症者以外は自宅療養」の無責任

アメリカの論文では軽症者を隔離入院させないと感染が収まらないというデータが出ている。しかし日本は「重症者以外は自宅療養」という方針を出し、PCR検査も積極的でない。医療逼迫の現実をごまかしたいからだろう。 軽症者自宅待機の危険性、アメリカ医師会論文が早くから警鐘 2020年4月24日のコラム<軽症者自宅待機の危険性、アメリカ医師会論文が警鐘>に書いたように、4月10日のAmerican Medical Association(AMA=アメリカ医師会)がウェブサイトで出版している学術誌JAMAは、”A…

米作家ピート・ハミルの死から1年、妻・青木冨貴子がつづるハミルの声と「真実」

<昨年8月5日、米著名作家でジャーナリストのピート・ハミルが惜しまれつつ他界した。彼が探し続けた「真実」と今に生きる遺産とは──ハミルの愛したニューヨークから、妻でジャーナリストの青木冨貴子がつづる> ピートに初めて会ったのは、彼が初来日した1984年3月6日、月刊誌「諸君!」の連載でインタビューしたときのことだった。短編集『ニューヨーク・スケッチブック』(82年、邦訳・河出書房新社)で注目を集め、自伝的小説『ブルックリン物語』(83年、筑摩書房)が出たところだったが、何より映画『幸福(しあわせ)の…

ペットと一緒に寝ると睡眠の質は上がる? カナダの大学が調査

現代では、動物を飼っている人の多くはペットを家族の一員と見ています。ペットと寝ている人も少なくありません。また、ペットは人間のストレスを軽減するなど、その医学的な効果は明らかにされつつありますが、人間がペットと一緒に寝ることについて調べた研究はほとんどありません。そこで、カナダのコンコルディア大学の研究チームが、ペットとの睡眠にどのようなメリットがあるのか調査を始めました。