汗には、尿素やグルコースといった様々な化学物質が含まれており、健康状態をモニタリングするにはもってこいです。
一方で、汗の分泌量や速度が不規則であるため、サンプリングが困難という問題があります。
しかし、浦項(ポハン)工科大学校(Pohang University of Science & Technology・韓)の研究チームはこのほど、サボテンの棘(とげ)にインスパイアされた新たな「汗採取パッチ」の開発に成功したと発表しました。
パッチは、繰り返し採血しなければならない糖尿病患者の血糖値チェックや、日常的な健康管理のウェアラブルデバイスとして使用できるとのことです。
研究は、8月15日付けで学術誌『Advanced Materials』に掲載されています。
目次 電力の要らない「汗採取パッチ」の開発に成功! 電力の要らない「汗採取パッチ」の開発に成功! 開発に当たってベースとした考えは、皮膚に貼り付ける…
参考文献
Cactus Spine-Inspired Sweat Collection Technology
https://www.medgadget.com/2021/11/cactus-spine-inspired-sweat-collection-technology.html
Sweat-Collecting Patch Inspired by Cactus Spines
https://postech.ac.kr/eng/sweat-collecting-patch-inspired-by-cactus-spines/?pageds=1&k=&c=
元論文
Cactus-Spine-Inspired Sweat-Collecting Patch for Fast and Continuous Monitoring of Sweat
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/adma.202102740