かつては活躍したCDやDVD、Blu-rayといった記憶媒体ですが、現在では使用頻度はかなり減っている印象があります。
その原因は1つにネット回線が飛躍的に向上したこともありますが、基本的なデータ容量が大きくなりすぎたこと、そして何より記憶媒体の寿命が短いことがあげられます。
一般的なCD、DVDの寿命はせいぜいが十数年程度とされています。
しかし、英国サウサンプトン大学では、フェムト秒レーザーというものを使ったBlu-rayの1万倍も密度の高い新しい記憶媒体を研究しています。
定期的にその成果が更新されているこの記憶媒体は、「5次元光ストレージ」と呼ばれていて、ディスク容量は約500TB、常温での寿命は実質無限だとされています。
この研究の詳細は、10月28日付で科学雑誌『OPTICA』に掲載されています。
目次 5次元光ストレージとは? 5次元光ストレージとは? 現在ほとんどのデータはハードディスクや、ネット上のサーバーに保存されています。 しかし、ハ…
参考文献
5D data storage technology offers 10,000 times the density of Blu-ray
https://newatlas.com/electronics/5d-data-storage-technology-density-blu-ray/
元論文
High speed ultrafast laser anisotropic nanostructuring by energy deposition control via near-field enhancement
https://www.osapublishing.org/optica/fulltext.cfm?uri=optica-8-11-1365&id=462661