かくして〈インターネット例外主義〉の時代の幕は開けた:『ネット企業はなぜ免責されるのか』池田純一書評

1996年に米国で制定された通信品位法230条(通称セクション230)。ユーザーの違法行為によるリーガルリスクからプラットフォーム企業を守るこの法律は、インターネットの急速な普及を支えた一方で、企業側に「圧倒的免責」を与えることでインターネット例外主義を生んだ。「セクション230」の誕生から現在、未来までを描いた『ネット企業はなぜ免責されるのか』をデザインシンカーの池田純一がレヴューする。

過酷な極地、スヴァールバル諸島からの警告:SZ MEMBERSHIPで最も読まれた5記事(2021年9月)

『WIRED』日本版の会員サーヴィス「SZ MEMBERSHIP」では2021年9月、「FOOD」「CLIMATE CRISIS」「NEW COMMONS」「DEMOCRACY」「SELF+CARE」をテーマとした記事を掲載した。なかでも気候大変動の最前線で環境保護のために奮闘する探検家の記録や、人間と動物の共生の歴史から得られるロボットとの未来を築くヒントなど、最も読まれた5本のストーリーを紹介する。