民衆のブラック・ツイッター史 第3部:Getting Through (2016年–現在)

喜びと苦しみ、調和と衝突、組織と混沌──ブラック・ツイッターの複雑で、いまも続く遺産をひとつの方法で定義することはできない。それでも、現代における最大の社会正義運動を胚胎し、ブラックカルチャーの揺るぎない震源地となった黒人たちのツイッター史を数々の証言から綴る連載最終回は、トランプの当選、そして#BLMを経てブラックネス(黒人らしさ)のいまを改めて問う。

A final, unexpected gift

Human History Gets a Rewrite (SLAtlantic) William Deresiewicz reviews the forthcoming The Dawn of Everything: A New History of Humanity , by David Graeber and David Wengrow. And what a gift it is, no less ambitious a project than its subtitle claims. …

民衆のブラック・ツイッター史 第2部:Rising Up (2012–16年)

黒人少年の痛ましい死を伝えたTwitterは、主流のニュースメディアが何十年も無視し続けてきた黒人のリアルを白日のもとにさらし、もはや不可逆のムーヴメントを生み出していった。いまも続くハッシュタグ・アクティヴィズムの源流は、街頭へと出ていったこのブラック・ツイッターから始まったのだ。現代における最大の社会正義運動である「#BlackLivesMatter」や「#OscarsSoWhite」の誕生、それに人種の垣根を超えた「#MeToo」ムーヴメントを…