ハインツ、火星の土壌を模した環境で栽培したトマトでトマトケチャップ「Marz Edition」を作成

headless 曰く、フロリダ工科大学オルドリン宇宙研究所の研究チームが火星の土壌を模した環境でトマトを栽培し、そのトマトを用いてハインツがトマトケチャップ「Marz Edition」のプロトタイプを作成した(Florida Tech News の記事、 ハインツ UK の特設ページ、 H.J. Heinz & Co. のツイート、 動画)。

栽培実験は2年にわたり、パームベイの同大先端製造・革新デザインセンターに設置された温室「Red House」で行われた。Red House は火星…

火星探査車 Perseverance、岩石サンプル取り込みに成功

NASA は 2 日、火星探査車 Perseverance が 1 日に実施した 2 回目の岩石サンプル採取活動で、サンプル取り込みに成功したことを示すデータを受信したと発表した(NASA のニュース記事)。

Perseverance は史上初となる火星からのサンプルリターンを目指しており、先端がコアリングビットになった中空のサンプルチューブとインパクトドリルで岩石を掘削してサンプルを採取する。しかし、8 月 5 日に実施した 1 回目のサンプル採取では掘削には成功したもののサンプルは落下してしま…

中国の火星探査車 祝融、予定ミッションを完了して延長ミッションへ

headless 曰く、中国の火星探査車 祝融が 8 月 15 日で予定のミッションを完了し、延長ミッションに入ることが決まったそうだ (CNSA のニュース記事 英語版、 中国語版、 The Register の記事、 SlashGear の記事)。

祝融を乗せた天問 1 号着陸機は 5 月 15 日に火星着陸。祝融は 8 月 15 日まで Sol 90 (約 92 日間) にわたる探査活動を行い、889 m を移動して搭載探査機器で約 10 GBのデータを収集したという。ミッション完了後も祝融…

火星探査車「パーサヴィアランス」が採取したサンプルが“空っぽ”だったことの意味

米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーサヴィアランス」が火星の岩石を掘削し、サンプルの採取を試みた。ところが、その中身が“空っぽ”だったことが明らかになった。この「失踪事件」からNASAのチームは、どこで狂いが生じたのか推測する上で役立ついくつかのヒントを掴んでいる。さらにこの問題が、火星の地質に関する重要な手がかりをもたらすかもしれない。