「破壊」から「構築」へ:シリコンヴァレーは新しいナラティヴを描くのか

アンドリーセン・ホロウィッツがすべてを変えた。10年前、このVC企業の創業者マーク・アンドリーセンは「ソフトウェアが世界を飲み込む」と予言した。そして彼らがメディアに売り込む破壊的でイノヴェイティヴな民主化の神話は、やがて搾取やプライヴァシー侵害、セキュリティ違反、二極化、差別などの記事に場所を奪われていった。いまや次々と自らのメディアを立ち上げるテック業界は、「構築」という新たなナラティヴを描こうとしている。

再生する「コモンズ」〜WIRED Conference 2021 DAY2の見どころ:SZ Newsletter VOL.100[NEW COMMONS]

いよいよ発売された雑誌『WIRED』最新号の特集「NEW COMMONS」は来るWIRED Conference 2021 DAY2のテーマとなる。このSZメンバーシップでは今週から、カンファレンスと連動した毎週のテーマを組み、合わせてDAY1-3の見どころを紹介していこう。ぜひSZ会員は雑誌PDF版を無料ダウンロードのうえ、立体的にコンテンツを楽しんでいただきたい。今週の編集長からのニュースレターは最新号+カンファレンスDAY2「NEW COMMO…

ミラーワールドはデジタルコモンズの夢を見るか〜ケヴィン・ケリーに訊くコモンズの過去・現在・未来:特集「NEW COMMONS」

インターネットカルチャーの黎明期からその思想の根底にあった「コモンズ」の実践は、いまや目の前に拡がる巨大なネクストフロンティアである〈ミラーワールド〉へと受け継がれている。『WIRED』創刊エグゼクティヴエディターのケヴィン・ケリーが語るこれまでの歴史と、30年後の未来のコモンズ(雑誌『WIRED』日本版Vol.42より転載)。