家庭用のルームランナーを“ハッキング”するユーザーたちと、ブロックするメーカーとの攻防の理由

家庭用のルームランナーに搭載された大画面のディスプレイで、NetflixやYouTubeの動画などを視聴できたら──。そう考えたユーザーたちが裏技を使って機器を“ハッキング”したところ、メーカー側は自動アップデートで抜け道をふさいでしまった。「修理する権利」にも関連して内部構造に手を加える自由を主張するユーザー側と、安全性の担保などを理由に改造を禁じるメーカー側。攻防の行方はいかに?

アップルがついに「修理する権利」を受け入れたことの意味

ユーザーや修理業者による製品の修理を拒む姿勢を示してきたアップルが、修理マニュアルの提供や交換用部品の販売を含む「Self Service Repair(セルフ・サーヴィス・リペア)」のプログラムを米国から開始すると発表した。政府から圧力も受けたことによるアップルの大きな方針転換は、「修理する権利」にとっての追い風になるか。